妻よ薔薇のやうにの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『妻よ薔薇のやうに』に投稿された感想・評価

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3.7

正妻と妾という関係性に実感が湧かず。このラストは確かに意外性あるが、当時としては尚更だったんだろう(1935年のキネ旬1位だし)。
千葉早智子の日本語の発音が明瞭で気持ち良い。
前年に本邦公開であっ…

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主人公の君子は会社員として働き、
婚約者にも対等の立場で意見を言う
しっかり者。
モダンな装いも美しい。
そんな彼女が母のため、自分のために
父を連れ戻しに行くのだが…というお話。

「立派すぎるの…

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cuumma
3.8

東京に本妻:悦子と娘:君子がいながらも、夫はその生活が息苦しくて地方に後妻とともに暮らす

水と油のような夫婦
几帳面で感性鋭い妻
気ままにのんびり暮らしたい夫

しびれをきらした君子は、父を連れ戻…

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gena
4.0

とてもおもしろかった。成瀬巳喜男監督の初期の作品。ファスビンダーの『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』を思い出した。男がいて女がいた。男が不在で、女がいる。女がいて、女がいる。同じ構図だった。すでに、…

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成瀬作品はお転婆女子がほんとに良い。あのじゃがいもの渡し方。父親が本当にろくでなしでかける言葉がない。

Podcast『シネマの前で論じること』に四世がゲスト出演しています。

4ヶ月連続成瀬巳喜男特集「成瀬、乱れ打ち」の第二弾『妻よ薔薇のやうに』についてさまざま話しています。
是非お聴きください。

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日本家屋特有の、部屋同士の繋がりを曖昧にする装置としての襖(溝口も)
しんどすぎる

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