監督・黒澤明、主演・三船敏郎によって製作された1955年の日本映画
・
「生きる」「七人の侍」という大ヒット作品の後に製作された作品であり、原水爆という重いテーマを扱ったこともあってか、興行的には惨…
【1955年キネマ旬報日本映画ベストテン 第4位】
巨匠黒澤明監督×三船敏郎主演の人間ドラマ。カンヌ映画祭コンペに出品され、キネマ旬報ベストテンでは第4位に選出された。興行的には失敗し、黒澤作品とし…
まだ観てない黒澤作品がいくつかあり、本作もその一つ。純粋に「面白いか」と言われれば面白くはない。もちろん、主人公に感情移入はできない。では駄作かと言われるとそんなことはなく、切れ味のよいカメラワーク…
>>続きを読む黒澤明監督作品。原水爆の怖さや不安について、三船敏郎さん演じる喜一を通して描いていた反戦映画。思った以上に良かった。直接的な描写(例えば残虐な描写)で反戦や原水爆の恐ろしさを訴えるのではなく、ひとり…
>>続きを読む冒頭の昭和の街並み。走る電車、志村喬の居る病院の窓へ流れるようにカメラワークが移るところからもう画がカッコ良い。
話の流れ自体は会話が中心で全体的には結構地味。でも家族ドラマと反核社会派、ちょっと…
老けメイクの三船さんすごい。
自分の思い込みを通そうとする老人と、その資産をできるだけ残したい子どもたち。
実際こんなおじいちゃんいたら困ると思うけど
死ぬのはいいが
(水爆に)殺されたくないは説得…
かれこれ41年も前になる。はじめてこの映画をアメリカで見たときの衝撃は忘れられない。それは私にとどまらずアメリカ人の観客をも含めての話である。映画が終わると拍手喝采なのである。私が日本人とわかるや矢…
>>続きを読む