日本近代批判三部作の二作目。前作「エロス+虐殺」の大杉栄と伊藤野枝、次作「戒厳令」の北一輝のような歴史上の人物は登場しない。本作は時制が3つある。1952年(過去)、70年(現在)、80年(未来)。…
>>続きを読むありとあらゆるものがキマっていて頭おかしくなりそうだった。白昼夢のような世界観と同じロケーションで繰り広げられる難解な会話劇が逆説的に閉鎖性を生み出している。
日本共産党の武力闘争路線批判をしたかっ…
「日本近代批判三部作」第二作。
第一作の『エロス+虐殺』(1968)と同じスタッフが集結して製作したATG作品。
また、『エロス+虐殺』と第三作『戒厳令』(1973)が、実話にインスパイアされたセミ…
1970年製作公開。脚本山田正弘 、吉田喜重。監督吉田喜重。衣装デザイン森英恵。
久しぶりに日本アートシアターギルドのマークを観た。田舎の高校生にとっては観ることのできぬあこがれの作品群だった。東…
革命組織員の夫婦の前に突如現れた少女。
それは過去の自分自身を表していた
シュールレアリズム的な建築選びが良い
スパイ行為の連発ですぐに人を疑ってしまうという安全欲求に落ちた主人公だが、果たし…
話の内容は難しかったし大まかにこんな感じかなくらいしかわからなかったけどそれでも飽きさせないくらい画がと音カメラの動きが魅了してくれた。白黒の映画なのに白と黒の比率を変えるだけでもこんなにも表現の幅…
>>続きを読む68年以降の、分裂と疑心暗鬼に襲われた学生運動と、未来(80年ごろ)には無頓着になってるだろう日本社会を、演劇的なギミック(一人多役・役者の交換・かつら)で象徴的に批判してると思われるけど、にしても…
>>続きを読む何だかんだ言っても頂いちゃう吉田喜重。
天井知らずな画に対するこだわりは最早嫌味を覚えるレベル。
しかしながら、度々出てくる万博パビリオン的造形美(1970年インスパイア)に溢れる建物のショット…