原作の小説はなぜか心地良く不気味で全く脈絡の感じられない夢と言うものを、丁寧に書き出したものです。その中でも夏目漱石の死生感が垣間見えるものが多く面白いなと思います。
それを踏まえて。
映画はたくさ…
夏目漱石の原作『夢十夜』を、そうそうたる監督が豪華キャストで描く。「こんな夢を見た」から始まる10の夢。
最初の実相寺監督の第一夜で、チゴイネルワイゼンが流れるし、鈴木清順みたいなのを連想して期待…
自分にとって全く興味がない、もしくは自分が属している集団の中にいる大嫌いな人が誰かにこんな夢を見たよ、と朧げな記憶を頼りにしどろもどろに話しているのをそばで眺めてる、って感じの退屈という名の拷問。
…
夏目漱石が観たら嘆き悲しむと思う。起用された役者たちも可哀想。
台詞センスの無さに呆れた。特に第四夜と第十夜。中学生が脚本書いたんじゃないんだから。
原作を体良く利用して監督のクソみたいな個性(…
夏目漱石の夢十夜を十人の監督が映像化ということらしい
コンセプトとしては良いと思うが、そもそも夢というかなり抽象的なものがテーマなので、どの作品も投げっぱなしというか、やりたいことだけやりましたと…
「ユメ十夜」製作委員会