今まで見てきた作品の中で人間の狂気を最も身近に感じた作品。
幸せになるためにあるお金のために不幸になるなんてなんと皮肉な物語だろうか。
そもそもがこの物語の始まりからマクティーグの欲望全開でその欲…
オールタイムベスト。ガチの狂気の映画っちゅーのはコレ以外に見当もつかない。欲望も人間も映画も人生も果てしなさすぎて全てがおそろしくなる。
歯医者のコミュ障が患者の女性の口の中を見てる内に好きになっ…
サイレントの名作と言われているエリッヒ・フォン・シュトロハイムが監督した悲劇。今まで知っている中で最も壮絶なファム・ファタールでした。あり得そうなリアルな描写と展開。愛らしい少女トリナに魅せられた歯…
>>続きを読む「こんな結婚はいやだ 〜お金編」
極端なだけで、実はよくある結婚の光景。お金にうるさい妻たちをデフォルメしてgreed と名付けた。
○アップの使用がかなり多く、インサートのリズムは天才的。息子を…
大傑作。
情景描写が上手い。会話の間に挟まれる静物や鳥にもきちんと意味がある。雨の降らせ方というか、使い方も上手い。不穏なプロポーズと夫婦の崩壊の第一歩として雨を使うのとか。
そして登場人物たちの…
「貪欲」を意味するタイトルの通り、欲望に取り憑かれた人間たちの末路を描いた超大作。100年前に撮られたとは思えないほど素晴らしいフィルムで、鬼才・シュトロハイムの偉大さを肌で実感する機会となった。
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この映画で描かれる徹底して低徊する人生経路は、怪物シュトロハイムの裏返しのダンディズムである
エリッヒ・フォン・シュトロハイム
『グリード』
エリッヒ・フォン・シュトロハイムの暴君エピソードは死…
レンタルや動画を見つけることができなかったのでDVDを購入した。
あまりの長さに編集でいっぱいカットさせられたそうだが、十分楽しめた。
人間の欲とはどういうものか、時代が変わっても本質は変わらない。…
物語映画本来のリアリズム、ドラマに内在する暴力性を過剰なまでに露呈してみせたシュトロハイムは『愚なる妻』を経て、彼の歪んだ癖をそのまま画面に反映させる作家性もここで頂点を極める。
この道楽行為が数十…
シュトロハイム監督…ユニバーサルを放り出されMGMへ…好きな物を作れと言われ、完成した作品が…9時間半…。それをギュッと2時間半に勝手に編集されてしまった問題作にして傑作のサイレント映画…。
とて…