(2025.81)
炭鉱で働くマクティーグは、そのカッとなりやすい性格を心配した母から、集落にやってきたヤブ歯医者の元で歯科治療を学ぶように言われる。
無事腕を上げ自身の歯科医院を持ったマクティーグ…
金貨の社会性を放棄する寓話
棚ぼた金貨は使われることなく金ピカに磨かれ愛撫されて崇拝される物神と化し、妻はベッドに撒き散らし薄ら笑いを浮かべながら一緒に寝る。精神の安定を金貨に求めたことで猜疑心、…
ずっと見たかったのに常にレンタルされてて中々機会に恵まれなかったエリッヒ・フォン・シュトロハイムの『グリード』がアマプラに追加されてたから遂に見た。女優の目力がエグい。金は人を狂わせるの典型。かなり…
>>続きを読む映画の見せ方について。
音声がないサイレント映画なのだけれど、だからといって言葉がないわけではなく、必要であるべき言葉は画面に文字が浮かび上がる。これはあえてしているというよりは、音と音声が同期し…
強欲がもたらす悲劇を描いたフランク・ノリスの小説「死の谷 マクティーグ」が原作。巨匠エリッヒ・フォン・シュトロハイム入魂の一作。
印象的なシーン
・金の鉱山で働くマクティーグ
カナリアと同…
100年前の常識や慣習がどうだったかは知らないが、この物語のどこかに愛はあったのだろうか
あったとすれば、息子を見送りながら母が流した涙くらいではないか
金さえあれば…というのは今の時代も同じだけれ…