海の色も空の色も昨日につづく景色の中、気づかないうちに少しずつ日常が壊れていっても最後までまっすぐな人間であり続けた先生、その美しさと無力さにやられて涙が止まらなかった、大人たちが周りの顔色を伺う中…
>>続きを読む斉藤綾子が指摘しているようなドミナントフィクション性は現代には機能しないだろうし、そもそもそれに押し止まらない可能性がこの映画にはあると思う。
なぜなら、地方の特色性それ自体が、国民国家の統合に抗…
木下恵介監督の代表作といえばこれ、というイメージはあった。そのイメージの通り大変な力作であり、監督自身の思いも見え隠れする傑作。宮崎駿はビクトル・エリセに影響を受けたのは分かるけど、間違…
>>続きを読む小豆島の分校に赴任してきた新米先生が生徒12人との18年にわたる交流を描いた作品であり。
150分の長尺内で、カメラを引いたロングショットを多用する事で白黒でも伝わる美麗な原風景と映る人間の小ささを…
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