大人のための絵本、もしくは寓話。
アキ・カウリスマキの作品に宿るそうした印象は、技術的に還元し得る撮り方(映像)や、やはり技術的に解析し得る演出方法(音声も含めた編集、役者の演技)に求めることもで…
ビターな大人の童話だ。
しかしタバコめっちゃ吸うなあ。
本作のわんこは名なしなのですね。
俳優の目線と間が独特だなあと思う。セリフで説明しない空間がいいなあ。
閉店日にジュースを取るラユネンのシー…
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中年夫婦の哀愁が漂う映画。不況のあおりで失業した夫婦が主人公。若者がほとんどいない、でてくるのは中年か老人。そしてみんなそこら辺にいそうな感じなのが良い。失業すると男は酒に走る。奥さんもタバコばかす…
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ユーモアのセンスが炸裂してる!枯れ葉と同じでなにもいいことが起こらないライフゴーズオンかと思いきや、ラストに人情でほろっと泣かせてくれるしアキ・カウリスマキやっぱりすきだなあと思いました。最も等身大…
>>続きを読む市井の人たちの挫折と再起。
裏切るのも人だけど助けてくれるのも人。世の中そこまで捨てたもんじゃないってことを、押し付けがましさ抜きで淡々と描写。音楽もいちいち心地良い。
フィンランドにも「海に沈…
とどまることを知らない負の連鎖😨💦
なのにこちらの気がそこまで滅入らないのはなぜだろう⁉️
ほぼほぼ無表情なのに…でも感情豊かに感じるってどういうこと⁉️
淡々とした独特の雰囲気…私はアキ・カウリス…
フィンランドの不況を反映。レストランの給仕長、電車の運転手。夫婦揃って失業。職が見つからない。でも、レストランを経営するという目標を掲げ、夢の実現に向かって血相くする夫婦。いつもと、ちょっと違うテイ…
>>続きを読む【空を揺蕩う浮き雲のように流される夫婦の行き着く先は】
ストーリー:3.9
芸術性:3.7
演技・俳優:3.5
演出:3.6
感情の揺さぶり:3.7
2025年79本目。
過去のない男に連なるキャ…
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