女の一生の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『女の一生』に投稿された感想・評価

ようやく観ることができた。この増村も凄い。物を大量に配置する画面の窮屈さは増村の特長の一つだが、それが"家"そのものに京マチ子が呑み込まれ変貌していく感覚を助長しているように思う。

増村の未見作は…

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TagTak
4.5

京マチ子が資本主義と日本の家族制に蝕まれた挙げ句、人生の後悔と追憶しか残らない呪いの傑作。親族の葬式で財産分与の話をする冷徹な悪意、東山千栄子に無慈悲な守銭奴を演じさせる意表を突く配役に、増村演出の…

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マ
4.5

めっちゃいい…「清作の妻」並みの暗さ(主人公の性質は真逆だけど)、そしてまた「終」のタイミングが絶妙すぎて最高。格子越しのマチ子の顔でタイトル出てからの提灯行列もうこれだけで満足しそうになるほど良い…

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明治時代に貧しい家から政商の家に逃れ、その家を任されるまでになるものの、終戦で何もかも失う女性の話。『紀ノ川』に近いような感じがした。京マチ子が後にやり手経営者となる賢さや図々しさが子どもの頃のエピ…

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格子の内側に閉め出された京マチ子と共に「女の一生」と出るタイトルバックから素晴らしいが、明治、大正、昭和と敗戦へと突き進んでいく日本の外側の状況に対して、京マチ子はずっと「家」というものに縛られてい…

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少女からお婆ちゃんまで演じる京マチ子、最後歌声までお婆ちゃんになっててほんとすごい。
愛し愛されることと義理や責任を果たすことが相容れない時、どちらが大切かは測れないけれど、その一生の決断が時代や環…

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めー
4.0

めっちゃ暗くてかなり面白かった!明治-大正-昭和と時代が過ぎる中、戦争と商売に“けい(京マチ子)”が義理堅く関わる。けい、感情失ったんか?ってくらい強すぎンゴで空回りになってしまい、人は離れていき、…

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映画「女の一生」(1962/増村保造監督)を角川シネマ有楽町で鑑賞。明治・大正・昭和を生きた女性の10代から50代までを当時30代の京マチ子さんが見事に演じられていて魅入りました。
4.5

少女からおばあちゃんまでを京マチ子をはじめ共演者達も好演。
うん、田宮二郎のおじいちゃんだけちょっと(笑)だったけど、本当に皆さん芸達者揃いです。

ある企業と一人の女性を明治から第二次大戦終戦まで…

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一
-

ある女の40年にわたる呪いのような滅私奉公の半生を90分でダイジェスト。胸焼けしそう。家に縛り付けられるのではなく、家に自分を括りつけた女。なにも言えねえです。小沢栄太郎、優しいは優しいんだけどお前…

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