まずタイトルが良い。幾層にも重ねられた演じるという行為に頭がおかしくなる。苦悩をするジーナもまた映されていて、観ている自分の立ち位置が不明瞭で不安になる。なにを画面から観れば良いのだろう。ジーナがも…
>>続きを読む新文芸坐カサヴェテスナイトにて。
ラブストリームスに引き続きまたまたとんでもないもん観ちまった!!
おうちのDVDで観たりすると、途中で投げ出してしまいそうになるぐらいカサヴェテスの映画は人間度が濃…
さりげなく美しい構図の数々。老いへの不安を見事に描いてみせる洞察力が素晴らしい。カサヴェテスは妻Gローランズをどこまでも脅威として、別の女性(今回はZランパート)をどこまでも愛おしく描くのだ、やはり…
>>続きを読む2014年HDリマスターにて。同じくバックステージものであるトリュフォーの『終電車』が戦時下のメロドラマだったとすれば、こちらは一人の舞台女優の実存が主題。劇中劇もあり構成はメタ的だが、俳優たちの迫…
>>続きを読む老いに不安を抱えた大物舞台女優のマートル。
ある日、マートルの熱烈の若い女性ファンの交通事故を目の当たりにして、精神が蝕まれていくお話し。
劇中劇のシーンが多く、ちゃんと台本通りに演じているのか、…
【2014/1/8:オーディトリウム】予告で流れたジーナ・ロランズの言葉「この世に映画があって、本当によかった」。沁みた。こういう作品を観ると、人の内面に深く切り込むことができるのは、やはり人以外の…
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