昭和邦画特有の、この手のギャングものというのは、どうしてもラストの銃撃戦が嘘臭すぎて一気に馬鹿らしくなる。
西部劇や時代劇の様な様式美があるわけでもないし…
ただそれでも、江原慎二郎の爬虫類的悪役…
何でもアリの和洋中ビュッフェスタイル映画というか。とにかく色んな要素が欲張りてんこ盛り。でも何だかんだで、スターありきの同時代日活よりも、キャスト変えても成立しそうな東映スタイルの方が長持ちするかも…
>>続きを読むポスターで期待値上がるけど、中身はソレを超えられなかった。
銀行強盗犯たちの裏切り、騙し合いを描く。まぁまぁ、ゆる〜い雰囲気の白黒作品。
テンポよく進むので退屈はしないけど緊張感は無い。もともとそ…
まあ、可もなく不可もなく。
当時としては、新たなジャンルを求めてチャレンジしていこうという意気込みだったのだろうと思うし、その兆しは感じられた。
名前はよく聞く鶴田浩二は、自分にとっては本作がほぼ…
「バカヤロー」と高原の只中で叫ぶ高倉健の悲しみとも喜びとも受け取れる表情で本作は終幕する。
正直、唖然としてしまうというのが健全な印象だと思う。
おおらかというか、テキトーというか、1960年代の昭…
タイトルだけで三杯はイける、石井輝男の東映移籍第一作にして後のギャング路線がほぼ確立されている異能作。モダンな映画とはこれを言う。
藤原審爾を原作に、ニックネームで呼び合う男達、雨の中行われる銀行…