ジャン・ギャバンの『望郷』を翻案した裕次郎主演の『赤い波止場』をさらにリメイクした作品だ。
「無国籍アクション」と「ニューアクション」の境にあるような映画で、さらにゴダールの『勝手にしやがれ』の要素…
この日活映画「紅の流れ星」は、それまでの石原裕次郎や小林旭が演じていた主人公が、まともすぎて、つまらなくなるくらいに思える、そのチンピラぶり、軽薄さが際立っていた。
カンカン帽のずらしたかぶり方、…
もう二度と帰れない東京への郷愁を回数券の切符とともに胸に秘め、神戸で気だるくその日その日を生きる渡哲也の甘えん坊だけどキザで格好いい生態がこの映画の最大の魅力。本作の主人公のようなアンニュイさと饒舌…
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