もう二度と帰れない東京への郷愁を回数券の切符とともに胸に秘め、神戸で気だるくその日その日を生きる渡哲也の甘えん坊だけどキザで格好いい生態がこの映画の最大の魅力。本作の主人公のようなアンニュイさと饒舌…
>>続きを読むぬーべるばーぐ・イン・神戸。
気分はすっかりJ=P・ベルモンド!帽子を前に深く被って煙草を咥えた渡哲也が、浅丘ルリ子と寝るために必死に口説きまくる映画。
こんな軟派で饒舌な渡哲也を初めて見た。 …
このレビューはネタバレを含みます
日活ニューアクション初期の諸作はそこはかとなくどこか東宝ニューアクションっぽい無印マイティジャックな雰囲気がただよっている。フィルム編集する暇もなかったのかただつないだだけのような垂れ流しなオフビー…
>>続きを読む渡哲也&浅丘ルリ子フレッシュコンビの日活痛快1匹狼ギャング映画という触れ込みより、まだ駆け出し中の杉良太郎(渡の子分)藤竜也(渡をマークする刑事)松尾嘉代に奥村チヨといった後のスター達が脇役で頑張っ…
>>続きを読む11/23@新文芸坐
東京での仕事を終えて神戸に潜伏中に出会った女に惚れるやくざの男。
ここまでキザな渡哲也は新鮮。
浅丘ルリ子は大分今の面影がある。いつ頃から今作のような濃いアイメイクになっ…
『望郷』と『勝手にしやがれ』を足して日活が撮れば、“無国籍アクション”と“ニューアクション”の中間ができる絶品なバランス。渡哲也が浅丘ルリ子とのSEXより弟分の敵討ちを優先する青臭さは、ベルモンドで…
>>続きを読むタランティーノ、北野バイオレンスの源泉をチラリ
舛田利雄
「紅の流れ星」
時々、50〜60年代の日活が観たくなります。
その時代の日活といっても中平康の「狂った果実」や鈴木清順の「殺しの烙印」の…
日活