No.3560
やっぱり東映路線とは一味違う、東宝のヤクザ映画。
1ミリも近づきたくない闇の世界と、
あまりにも美しすぎるねぶたの世界が、
五社英雄のケレン味によって、見事に融合されている。…
青森らしく味付けの濃すぎる珍味。
普通の任侠映画の文法とは違う、足し算方式による灰汁だけで構成されたような異形の映画。
画面の情報量がやたら多い割に意味は良く分からない。
女二人の殺し屋などリンチ映…
当時既にヤクザ映画お得意の東映ではなく、不況だった東宝が半ば商売方法をマネする形になって撮ったヤクザ映画みたいです。
ストーリーは任侠というよりは裏切りや私利私欲が目立つ血みどろ系で、個人的にはか…
監督:斎藤耕一
企画協力:寺山修司
製作:日本アート・シアター・ギルド
と見紛うような装い。いやあいいですねえ。社風に合わない映画を無理やり作ったら『津軽じょんがら節』なんかより画に品があるという…
やけにこの映画のレビューが少ないのも頷ける内容。当時流行った任侠物なんだけど、何か古さがあるというか盛り上がりに欠けるというか、何より誰も救われてないオチ。これではうーんと言わざるをえない。それに主…
>>続きを読む3.6点
特に照明がすばらしい映画だったよ。
夕焼けの廃船のある海のシーンが美しくて記憶に残る。
夕焼けねらいで撮影には何日ぐらいかかったのかと。
古い映画だけれど手抜きが全くない映像。
きっとお金…
これまで数々の任侠映画を鑑賞してきて、五社英雄監督以上の情熱が注がれた作品は未だ出会っていない。
最高傑作と名高い「鬼龍院花子の生涯」のクオリティは今作で確立しており、監督自ら脚本も手掛けている気…
出所シーンがモダンでカッコいい。
東宝初の任侠映画らしく、ところどころに小馴れてなさが目立ち、全体的に間延びしている。先がどうなるか分かっているような描写を長々と続けてるのが退屈だった。スピーディ…