ドイツで連続少女殺害事件が起こり、承認欲求が高い殺人犯と、なかなか犯人を捕まえることができない警察に痺れを切らした街のギャングたちが立ち上がる。
冒頭、影だけで登場する殺人鬼の描写に心を掴まれる。…
警察、市民、犯罪者
誰が裁くのか。を問う構図が強く、それぞれの視点で「正義」が議論される。
作中のセリフにもあるように「責任能力のない者を死刑にすることは出来ない。」
100年前でも「人をどう扱う…
少女連続殺人の犯人のシルエット。
盲目の風船売り。
帰ってこない娘を待つ母親。
ショーウィンドウの鏡に写る少女。
警察に群がり、無実の人を犯人だと騒ぎ立て取り囲む市民。
コートの『 M 』
警察を…
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ピーターローレ目的鑑賞
結構見応えあって面白い!!
少女殺人事件がおきて、その犯人役がピーターローレなんだが、、多分二重人格の話?
最後の裁判では、死刑にしろって言ってるけど、その集団たちも犯…
このレビューはネタバレを含みます
流石「メトロポリス」を撮ったフリッツラング監督。少女誘拐、猟奇快楽殺人、二重人格、刑法39条といったテーマを約100年前に提起していた先進性が凄い。ただ、やはり古い映画なので、最後の唐突な進行など気…
>>続きを読む 面白さより凄さというべきか。人の限界、法の限界それぞれが気持ち悪いくらい描かれていた本作。心理的にはそうなのだけれど法的に正しくない。大衆の正義が悪に対して振るう暴力的な大義。
終わり方が痛烈で…
ベルリンを舞台に、幼い少女ばかりを狙う連続殺人事件の捜査が遅々として進まない中、街の犯罪者、売春婦や浮浪者たちが手を組み、連続殺人犯を追う姿を描く。
犯罪者たちが犯罪者を追うという構造が秀逸であり…