面白かった。凄くいい。
セリフ以外の音が少ないので、集中力は必要ですが、後半凄く好みな方向に行った。
人が人を裁く上で完全に排除することが出来ない感情の部分。法律という盾がなければ、彼はどうなっ…
1918年ドイツのWW1敗戦、1928年世界恐慌による不安定な国内情勢がベースにあって、本作の制作年1931年は1933年から始まるナチスドイツの人種政策の前という微妙な時期。
ラング自身も主演の…
少女がボール遊びをしているシーンがそのまま最近頻繁している誘拐殺人のニュースを伝える掲示を写して、そこに犯人の影が写り、彼が少女に話しかける。たった数秒のショットで一気に引き込まれる。そしてしばらく…
>>続きを読む『M』は90年以上前の映画でありながら、その描写は現代の社会にも通じる。とりわけ、終盤の民衆裁判の構図は、SNS上で特定の人物を感情に任せて過剰に糾弾する現在の風潮と驚くほど重なって見えた。一人の人…
>>続きを読むフリッツ・ラングのトーキー初期作
筆跡学など当時の捜査方法が見受けられる
エイゼンシュテイン同様にそれまで映像のみで語りを行っていた作家が音を導入すると、サイレントの映像的文法が残る
警官隊が摘…
弁護士役が言ってたようなことにならないように人民裁判にしたのにね。
Mが逃げまどうところや女の子の写真見せられたところなどの顔の演技良かった
最初に犯人探す広告のところに犯人の影が重なるところからセ…
『M』
M – Eine Stadt sucht einen Mörder
(殺人者を探す街)
1931(昭和6年)
(Amazonプライム・ビデオ)
「責任能力のない者を殺せる権利を持つものは誰…
ピーター・ローレが獲物目で追ってる時の顔不気味すぎる。ピーター・ローレは情状酌量の余地もないクソ野郎だし顔も気持ち悪りぃけど、後半からはこいつに私刑を下したくて沸き立ってる民衆の方が怖く見えてくるか…
>>続きを読む