終盤の私刑裁判シーン。
廃墟の地下で大勢の一般市民が連続女児殺人犯(8人殺し)を睨み付ける。
ここにいる全員が「この犯人は即刻死ぬべきだ」と信じている。
何故か分からないが、強烈な憎悪を向けられてい…
善悪と法と感情。
三つ巴の倒叙サスペンス的構成で、途中無駄な反復もあるが、法の絶対性が示される終盤のカットや、Mの刻印、何より、醜い警部の性器もっこり煽りカットが秀逸。
責任という幻想の仮留めを法が…
マッチカットでセリフを継いでいくところ、変なところにカメラを置いたり、遮蔽物越しに人物を映したり、窓枠を通り過ぎて巨大なはずのカメラが建物に入っていったり、素朴な映画の喜びがある。
音は時々完全に…
アマプラ。25-69。乞食たちによる尾行、犯罪者による地下の裁判とか、なるほど「三文オペラ」だよね。けれどここで問題になっているのは民衆裁判。復讐心という感情の暴走から復讐として死刑を求める怖さ。ピ…
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