新藤兼人監督『藪の中の黒猫』(1968)
DVDにて鑑賞。
端正なショットの連続で、「妖怪」が"生きもの"として描かれていた。
物語はとてもシンプルな復讐劇で、分かりやすさに特化している分、「妖…
最悪なレイプシーン、燃え盛る家、なんという激烈なオープニング
古くからある怪奇譚に着想を得たんだろうけども古臭い感じがしないのは、画で語る力がものすごいからかもしれない
月光を浴びながら伸びをする…
女性が炎に包まれるオープニングと男が雪に塗れるエンディングの対比。『鬼婆』では男が下に落ちていくが、『薮の中の黒猫』では女性が男を飛び越えるかのように空中へ昇る。レイプされて殺された女性二人が猫の化…
>>続きを読む『雨月物語』や『蜘蛛巣城』のような規格外の名作と比べると分が悪いが、芸術映画というよりキワモノ”化け猫映画”として面白い。
侍に輪姦され焼け死んだ母娘が、黒猫の化身となって蘇り、一人ずつ復讐していく…
[藪の中の化け猫] 60点
粉砕された1968年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品。 野武士集団に殺された二人の女が化け猫化して羅城門の武士たちを殺して回るのを止めようとする話。屋敷そのものが化け猫の…
屋敷から見える竹藪がだんだん動いているのが不思議。他にも幻想的なシーンが多くあってよかったな。アリ・アスター監督がヘレディタリー作る上で参考にしたってのも、こういう気づくか気づかないかのところで実は…
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