黒澤初カラー作品。あまりに独特な色使い。
黒澤にしては凡作かと思ってたら途中からこの群像劇が心地良くなってた。
貧富の差のグラデーションの効いた人物たち。
貧しい暮らしをしている人ほど心が豊かで豊か…
決して面白くはないが個人的には好きな部類の作品。
それぞれの人間はそれぞれが持っている勝手な認識で世界を捉えているという思想がこの作品の根幹にはあると思う。その勝手な認識を強固に持っている人間とは当…
「今なら分かる」
人は意外と真実から目を背けても生きていける
図々しいのでもなく強がりやもちろんプライドなんかでもないと思う
生きることに前向きなだけ
「人はどんなことにでも慣れられる存在だ」
こ…
このレビューはネタバレを含みます
意味とかを求めると結局何もつかめないのだけど。シュールコントを見せられてる感じ。腹を抱えて笑えるものでもない。京アニの「日常」観てる感覚に近い。愛すべき作品。
乞食親子と奈良岡朋子が印象に残る。多…
黒澤明のドぎつい色彩は、そのまま黒澤ワールドを展開。パワフルな内容に圧倒されることなく終始「ザ・クロサワ」が堪能出来る。明け透けで救いようのない物語は、そのまま日本人の精神性が表れているように感じる…
>>続きを読む子供の頃すでにベテランの域だった俳優さん達が若い姿でわんさか出てきて、驚いた。何十年ぶりに思い出した人や、名前は知らないけど刑事ドラマでよく犯人役をしてた人など、昭和心をくすぐられる面々。当時こんな…
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