事件を間接描写でのみ語る語り口に脱帽。
スリラーであるけど、ロマンス的要素も感じさせる。
雑に思えるZin,Zoutが不穏な空気感を作ってるようにも感じさせる。
鍵のヨリの画をズバッと差し込む編集は…
ハーシェル・ゴードン・ルイスもかくやというような画面の安さに正気を疑っていたが、腹を刺した男を車で病院に送るところからエンディングまでの一連のクライマックスは圧巻で、儀式のようである。
“儀式のよう…
主人公が小さな村の学校の先生で、住居も学校なのでそこが主たる舞台。
ジャンヌ・モローの『マドモアゼル』を思い出して。
あちらはちょっと閉鎖的な村社会だけど、こちらはのどかで素敵なコミュニティの雰囲気…
ステファーヌ・オードランとジャン・ヤンヌが二人で料理をする何気ない場面で小さなナイフが手渡されるだけで物騒な感覚が画面に蔓延る。終盤にジャン・ヤンヌが教室にスッと入ってくる感覚は『恋の秋』同様にこれ…
>>続きを読む物語上の暴力は、いろいろな条理的な出来事や意思がガッチリと噛み合って、もうどういう風にも動かなくなった時に、その緊張状態を瓦解する必然的な不可抗力として描かれることが多い。
もしくは、偶発的に発生し…
ゴダールと同じこと言ってる。映画が物語になるのを拒んでる。ただそれが結構わかりずらい。役者のカメラ目線の合図がなければ気づかない。左右対称ってのもめちゃくちゃわかりづらい。一見すれば強度のないサスペ…
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