いいこと言うなぁ!ってなるんだけど、でもそれって脚本家の台本に載ってる科白に感動してるのか、作品に感動してるのか分からなくなって、じゃあこれって小説で良くない?とか思っちゃう。映画の面白さっていうの…
>>続きを読む紀子の幸せがおばさんの一言で翳りを見せる。その後は紀子の葛藤により物語がゆっくりと進行する。親子が本心を話し紀子が決心を決めたところから、父の視点に移り変わる。父の中にあった葛藤と解決しない問題が提…
>>続きを読む小津の面白さ、ようやくわかった! 人の心の取り留めのなさと、その他人へのぶつけ方、折衝。小津の人間たちは清々しい。そして僕は清々しくない、だからかこれまで、彼の人間の描き方がどうも腑に落ちなかった。…
>>続きを読む父親の命日に父と娘の物語を。
もっと湿っぽいのかと思っていた。遠慮がちな親子。母親が他界しているから、父をおいては嫁げない娘のきもち。それだけでなく、大好きな父と離れ難いのが本音。娘の気持ちがわかる…
父と娘の親子愛を描いた物語。
俳優の演技も相まって、日常的ではあるが何か拍子で壊れてしまいそうな危うい空気感。
淡々とした父親の台詞にも温かみがある。故にラストシーンは哀愁が漂う。
初めて小津監…
「秋刀魚の味」を先に観たので、既視感ありあり……というかこっちが先だった!
秋刀魚の味は時代に合わせてアップデートしたんだろうな。あれはあれで美しかったけど、こちらの方がより父親の愛情と切なさを感…
原節子の誤魔化しのない声、こんなにも切実な告白を画面越しに目の当たりにすることはそうない。艶めかしくもあり、それでいて純粋。
乱れない構図と繋ぎが、切り取られた日常の断片をドラマとして、こんなにも面…