1949年製作の映画。小津安二郎監督作品。『紀子三部作』と呼ばれる作品の一つ。
周吉は妻に先立たれ、娘紀子と二人暮らしの大学教授。紀子が嫁に行かないことは、周吉や叔母のまさは気にしているが、紀子は…
やっぱいいよね小津安二郎。とにかく画がいいのよなあ。
普遍的なテーマの扱い方もいい。
正解ないよなーってなる。あの素晴らしいラストシーンで考えさせられる。
あと淡々とした台詞回しにカウリスマキ味を…
記録
みんな小津をやろうとしている。それが意識的か否かは関係なしに、無意識のレベルでも彼の影響は潜んでいるんだと改めて感じた。映画そのものがグリフィスから逃れられないように、日本映画は小津から逃れ…
2024/5/18
当時としては、行き遅れ感のある原節子を嫁がせる話。
今の価値観とはやや異なるところもあるけど、子を思う親の気持ちは変わらない。
幸せの価値観はさまざまとはいえ、この父は次世代に橋…
父を心配するが故に結婚を渋る娘と、そんな娘を心配する父の親子物語。
小津監督の魅力が少しわかった気がする。父子家庭で、結婚に踏み出せない娘の背中を父が押すという単純な話だけど、その普遍的なものを丁…