「晩春」のタイトルに違わず序盤BGMで瀧蓮太郎の「花」(春のうららので始まる)が流れる。
相変わらず小津安二郎は洒落てて好き。
親子2人で仲良く生きていきたいだけなのにそれを許さない世間との葛藤が今…
大学生ぶりに再鑑賞。
自分が結婚をする年になって観ると迫るものが違いますね。
紀子の気持ち痛いほど分かる。
最後の宿での父との会話、私そのものすぎて、大人になれない自分を突きつけられて心がきゅーっ…
嘘のお話だった。
でも、どうしても気味が悪い。父への依存性や処女っぽさが受け入れ難い🥲
私は田舎で父と二人布団を並べて眠ったとき、ものすごく性的な悪夢を見たことがある。怖くて不安で、先に起きて…
映画を見る習慣がついてから10年、ついに小津を楽しめる身体が出来上がってきたのを感じて感動。映画としてもドラマとしても見応えあった。
あの穏やかな笑顔と社会的正論で本心をゆっくり消し潰される感じ、痛…
小津安二郎監督作品を時系列順に観てきたけど、この作品においていわゆる「小津安二郎らしさ」という型が出来上がった感がある。画の構図、台詞回し、人物の正面のショットの反復による会話劇、人生の哀愁など、我…
>>続きを読むこの時代の他の作品はまだあまり見ていないけれど、小津監督の作品はシンプルな演出でありながら人物の情感がよく表れているのだなと感じた。
とりわけ、原節子と笠智衆はその表現の仕方が正反対。
原節子はそ…