晩春に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『晩春』に投稿された感想・評価

特有の保守性が砂粒のように噛み砕かれる
しかし、その砂の中に埋もれたいのはなぜだろう
———
家父長制という暴力的な言葉が、その時代の父親たちの愛を消してしまうのではないか

林檎を剥く背中の哀愁映画ランキング第1位

鎌倉で一人娘の紀子と2人で暮らす周吉。妻を早くに亡くしたこともあり、紀子は27歳になる今でも父を置いてよそへ嫁ごうとはしなかった。いつまでも結婚を渋る紀子…

>>続きを読む

海外での評価も高い小津安二郎の代表作『東京物語』をNHK・BSで再見した。いわゆるホームドラマのパターンを築いたといわれるローアングルと、独特の空気感を産み出す切り返しショットは、小津作品と一目でわ…

>>続きを読む
funa
4.5
喜怒哀楽を全部笑顔に出力するような原節子の振る舞いだが、能の場面で見せた激情的な表情の変化は凄かった。

ちょっと濃過ぎて、『秋刀魚の味』の方がとっつきやすいかな

風景のインサートが印象的
4.1

このレビューはネタバレを含みます

お嫁に行くことを望まない娘にお見合いを勧める父に不快感を示す原節子が、どうかしたのか?と問われるが「別に」と一言つぶやいて2階に上がるシーンが印象的。
某女優さんと同じ台詞がまるで違う言葉に感じられ…

>>続きを読む
雄樹
4.1

【幸せになってくれよ】

僕はフィルマークスを初めから1年記念に『東京物語』を選んだ程に思い出も強い小津安二郎監督の作品を、あれから2年も経ち色んな映画も見て来て僕も凄く成長した状況でやっと本作に挑…

>>続きを読む
4.3
俳優の表情がとんでもない。言葉より先行しているというより、言葉が入ってくる表情。言葉と共にある表情。そして独特の間とカメラワークも究極。映画界のアップルみたい。
み
4.5

定期的に観たくなる小津安二郎
これ大好きです!名作!!原節子の演技がすご い
紀子の代わりに「ほっとけ!」て叫びたくなった
小津映画いつも登場人物多くて複雑で頭の中で相関図作るの難しいんだけど、
ほ…

>>続きを読む
4.5
小津安二郎が描く父と娘の物語
笠智衆演じる父とその娘を演じる原節子の演技が見事
最初は結婚に後ろ向きだった紀子に父が話をするシーン…こんなにグッと来ることも中々ない…
914m
5.0

「娘は、せっかく育てると嫁にやるんだから。
嫁にいかなきゃ行かないで心配なるし」
お父さん…

切ないねー。
小津さんが描く家族像って
やっぱりあったかいし
どこでもあるような話が
深く感じるんだ。…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事