晩春に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『晩春』に投稿された感想・評価

nuruko
4.5

「秋刀魚の味」を先に観たので、既視感ありあり……というかこっちが先だった!

秋刀魚の味は時代に合わせてアップデートしたんだろうな。あれはあれで美しかったけど、こちらの方がより父親の愛情と切なさを感…

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ぼん
4.2
ようやく観た紀子三部作ラスト(順番ごちゃごちゃ)
艶やかで麗しい日本女性だ〜
笠智衆の表情がほんとーにいい
こんなに親子間で想いを言葉にする小津映画は珍しいのでは?父親の(比較的)長台詞、素敵だった。
aco
4.5

鎌倉に住む大学教授の父と、婚期を逃しかけている娘の親子愛を描く。「紀子三部作」の第一作。

原節子演じる紀子の父に対する愛情が狂気的。紀子の縁談と併せて父の再婚の話が持ち上がったときの狼狽、能の席で…

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もうすっぱらしい映画。構図がずーーーっといい。感情のないカメラワーク!!笠智衆を越えるいいオチチはいまへん。

紀子3部作?『東京物語』や『麦秋』とは明らかに毛色が違う。徒歩、自転車、電車とにかく移動するシーンが多くて、その躍動感が作品に軽快さを与えている。

紀子の学友、アヤを淡島千景ではなく、月丘夢路が演…

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特有の保守性が砂粒のように噛み砕かれる
しかし、その砂の中に埋もれたいのはなぜだろう
———
家父長制という暴力的な言葉が、その時代の父親たちの愛を消してしまうのではないか

林檎を剥く背中の哀愁映画ランキング第1位

鎌倉で一人娘の紀子と2人で暮らす周吉。妻を早くに亡くしたこともあり、紀子は27歳になる今でも父を置いてよそへ嫁ごうとはしなかった。いつまでも結婚を渋る紀子…

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海外での評価も高い小津安二郎の代表作『東京物語』をNHK・BSで再見した。いわゆるホームドラマのパターンを築いたといわれるローアングルと、独特の空気感を産み出す切り返しショットは、小津作品と一目でわ…

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funa
4.5
喜怒哀楽を全部笑顔に出力するような原節子の振る舞いだが、能の場面で見せた激情的な表情の変化は凄かった。

ちょっと濃過ぎて、『秋刀魚の味』の方がとっつきやすいかな

風景のインサートが印象的
4.1

このレビューはネタバレを含みます

お嫁に行くことを望まない娘にお見合いを勧める父に不快感を示す原節子が、どうかしたのか?と問われるが「別に」と一言つぶやいて2階に上がるシーンが印象的。
某女優さんと同じ台詞がまるで違う言葉に感じられ…

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