なにやらよくわからないままに始まり、キャラも過剰、会話も過剰、映像・音響も過剰で混沌としながら進み、やがてスターリンが死んで終わった。ロシアやソ連の映画を1回でちゃんと理解できた試しがないのだが、例…
>>続きを読む赤軍軍医少将の大男が、
医師団陰謀事件に巻き込まれて捕まり、
解放されて連れて行かれた先で
死にかけのスターリンを看させられるも
手の施しようがなく最期を看取り、
一度帰宅するもまた出て行く話。
…
ファーストカットから圧倒的。90度のカメラ移動による長回し。以後手前と奥で別の時間・運動を捉えるために使われる長回しが白眉。それは扉の開閉によって前後の空間が断ちきられたり、誰かが横切ったり動作をす…
>>続きを読む小さい画面にいっぱい人が映り込んでガチャガチャ色んな事をやるから、訳がわからなかった。家族の人間関係もよく分からなければ、軍や秘密警察もなんなのかよく分からなかった。やたらお茶を飲むのとツバを吐いて…
>>続きを読む『医師団陰謀事件』という実際にあった反ユダヤキャンペーンを下敷きにした作品らしく、Wikipediaなどで予習しておけば物語や主要人物の立場がより理解しやすかったと思う。予習しないで観ても、終盤に病…
>>続きを読む年を取り丸くなるどころか撮り重ねる度に作品は長く汚く過激になってて笑うしかない。本作も語り部は幼き日のボク、自伝的要素でもあるのかしらん。ユダヤ人医師によるスターリン暗殺計画とそれに纏わる反ユダヤと…
>>続きを読む得体の知れない、大きな何か。
ひとつは巨木のようにゆっくりと倒れ、
もうひとつは存在感を増していく…
何処からともなく湧き上がる高揚と焦燥に、衝き動かされるようにして…狂騒が訪れる。
これもま…
私の好きなおっさんがさまよう系映画のはずなのだが、それどころじゃなく最初から最後まで隅から隅まで画面がすごすぎた。
扉を開けても開けてもわけのわからない世界が続いてる感じ、こういう悪夢よく見るなあと…
思い出しレビュー。
監督、アレクセイゲルマンは作劇においてドストエフスキーとの類似性を指摘される事が多い様に感じる。
なるほど、確かに登場人物がポリフォニック(多声楽的)に会話や思想をぶつけ合う物…