1000年刻みの日時計 牧野村物語の作品情報・感想・評価

『1000年刻みの日時計 牧野村物語』に投稿された感想・評価

日本のドキュメンタリー映画の洗礼が「ゆきゆきて神軍」であるという方は多いだろう。
かく言う私も、評判が評判を呼んだ公開数年後に大阪のミニシアターで衝撃を食らったくち。

疾走プロダクションの原一男に…

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noelle
5.0

灼熱のアテネフランセにてDCP完成記念上映。素晴らしい人間讃歌映画でした。山形県牧野村に13年住み込んだ小川プロが実際に農作しながら取材撮影、そして村人たち出演でかつて村に起きた一揆の話を再現したパ…

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SN
-

撮れないものをどう撮るかについてかなり高いレベルで作られたドキュメンタリーだと思った。

過去にあった事を撮る事は現実的に不可能だけれど、残された親族、残された石器を使って再現する事で、限りなく過去…

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自然
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紀元前から始まってさらに先へと進む土地の歴史。演じ直しのプロセス。
結局何言ってるのか分からない方言文字起こし字幕に鑑賞を助けられるのはたぶん最初で最後
よく分からない歴史研究者が話の途中に出てくるのは笑った。
あとラストの字幕あっても全然分かんないお話。

あの時代のエネルギーを味わってからアフタートークに入ると、温度差あまりにも大きすぎて萎えた。もうこの映画の中に出たくないくらいの傑作。エンディング村人たちが続々と出てくるシーンが「書を捨てよ」を観た…

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4.0
このレビューはネタバレを含みます

長い時間をかけて作られたと言ってたけど、話があっち行ったりこっち行ったりして映画がどこに向かって進んでいるのかわからなくて全然予測できなかった。過去から未来に向かって一直線に時間が進んでいくのでなく…

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いろんな時間感覚が一つの映画の中に組み込まれている。それぞれの時間感覚が、互いの関係の中で立ち上がる。過去の出来事が語られる。しかし、それは常に現在において語られる。13年という時間幅の中で撮られた…

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煙
4.2
歪。整理されていない。だからこその傑作。

予告編から、大木のようにしゃんと立った傑作を想像してたのだけど、ぜんぜん違ってて、ふつうにイカれてるというかチグハグで、過剰なまでにナラティブを作ろうとする謎の欲望みたいなので全編満たされており、神…

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