1970年代アメリカのベトナム戦争に対する不信感から生まれたカウンターカルチャー(若者層を中心とした既存の高級文化ハイ・カルチャーに対する抵抗)の影響下で作られたアメリカン・ニューシネマ
黄色い車…
1971年製作。原作ウィル・コリー。脚色ルディ・ワーリッツァー、ウィル・コリー。監督モンテ・ヘルマン。
1975年に文芸坐で『ファイブ・イージー・ピーセス』と一緒に観た記録がある。共にストーリーは…
このレビューはネタバレを含みます
いつもの自分なら絶対に寝てたと思うんだけどなぜか見入っちゃった
車の凄さも分からないし登場人物の実態もよく分からないし物語の結末もピンとこないのに、女の子が車(=男)を乗り換えて結局はバイク乗りの男…
速度の速い車たちがたくさん出てくるのに「手に汗握る!」的な展開は一切なし。
邦題「断絶」の意味。
観たあとすぐピンとこなくて、ばかまじめに辞書を引きつつ、本作で言うところのそれは何を指していたのか…
誰かの'車内という名の心の中'にいるような気分だった。
人が乗り込んできて、やがて出て行って、一人きりになって、暴走する時も、ある。
天国か地獄か脇道か
俺たちは今旅路の上だ
待つよ 圧勝じゃ…
まさに「断絶」という言葉が相応しい演出。
GTOの運転手だけが俗世に立っていて、メインの3人はずっとフワフワと揺蕩っている。だからこそ対比が絶妙で、彼がいるから現実に引き戻されるし、ふとしたセリ…