夜の河の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『夜の河』に投稿された感想・評価

宮川一夫の凄さを感じる作品だ。山本富士子の着物姿を愛でる映画だ。個人的に上原謙は、正直、感じの悪い男の役だ。原色が京都の街のダークっぽさにも映える。話は、しょうもない不倫話。
映画:2.9
美術+撮影:0.3
3.7
この作品に写しとらえた京都はもうない。
4.1

吉村公三郎初カラー。"ろうけつ染"の鮮やかな色味を映す大映カラー。京都染屋の娘山本富士子30歳。老父東野英治郎に負けぬ腕前。家のためか今まで縁談を退けてきた。美大生川崎敬三に想われたり小沢栄太郎に下…

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4.0

雨を眺める二人のバックショットと、夜を交わす二人のショットの美しさ・ライティングが、圧倒的なインパクトを残す。逆にむしろそこしか覚えていないというくらい、パワーのある画だった。

おぉ…!と思う画が…

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澤野久雄の原作を田中澄江が脚色、吉村公三郎が監督した。宮川一夫によるカラー撮影が面白い程凝っている。脚本が新藤兼人ではないところが、吉村の新鮮な作品という印象を与えている。
並木座にて
3.6

上原謙カッコいいから好きだけど、
カラーよりモノクロのほうが男前が際立つかな 山本富士子を見ると「私は二歳」のたーちゃんのお母さんが思い浮かぶ😊

宮川一夫のカメラワークと色使いはさすが
染め物の色…

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三平
3.8

古典って言っていいかはわからないけど、話自体はコテコテの不倫劇。
仕事一筋の女性が初めてのトキメキを感じたのは既婚男性で…って感じ。今ならよくあるかんじ。

正直なところ、話に関してはこんな感じかー…

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赤。緑。紺。設定を染め物屋にしたのは映画の色彩を考えてのものなのか。
山本富士子の美しさとともに、宮川一夫の画はどのカットを切り取っても美術品のよう。
スタンダードの画角が日本の風景や家屋によく似合…

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3.8

喪女の初恋は父ほど年の離れた既婚者でしたっていうよくある話(残念ながら😔)かと思いきや、それを否定してくれる結末ですっきりした。山本富士子が途中で間違いに気づいてから、冷淡な対応をとるギャップににっ…

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