女の坂の作品情報・感想・評価

「女の坂」に投稿された感想・評価

ムチコ

ムチコの感想・評価

4.0
このキスはなんとまあエロい…

茉莉子の衣装がかわいい。サブリナパンツに赤いスカーフ。デートの時の水色のワンピース。

新藤兼人脚本の乙羽信子はホントに女のいやな感じを出してて素晴らしい。

鍵善のくずきりを食べたくなる映画。
どの面下げて僕はそんな男じゃないとか言ってんだ、と思うものの、簡単に膝乗らせてくれて重いとか言っちゃうから許す。物干し台から覗くと吹き抜けになっている仕事場の活気や冴えざえとした佇まいがまんま岡田茉莉子の溌剌さで清々しい。緩急軽重光影自在さを楽しむ。
繊細で綺麗な練り切りのような映画でした
新藤兼人の脚本がよいです
パンツをはき、自分で車を運転する溌剌とした茉利子さまが、佐田啓二との恋を知って憂いを帯びた大人の表情になるのが切ない。
あまりドロドロせずに終わったのは松竹だから?

それにしても、この作品の佐田啓二の初登場シーンでのハンサムぶりはすごかった。

「池部良と昭和のダンディズム」
@神保町シアター
岡田茉莉子がはまり役。

キビキビ働いて、本当に老舗の跡取りとして優秀そう。

瓶のコーラ飲む一連の動作がかわいい。
グリーンのお酒とか、水色のシフォンの寝間着とか、スカーフとか、艶々した清水焼の花瓶だとか細部まで美意識行き届いてます。

そして恒例のキスが…どうしてそんなに?というほどエロかった。
吉村公三郎独自のこだわりを感じてしまうので、ぜひ注目してほしいです!

佐田啓二の膝に座って「意外と重い」とか言われたら即身仏になってしまいそうだと思った。

おぼこい男子学生達の集団面接やら、熟練の技を誉められて誇らし気な職人の笑顔など、お仕事パートも魅力的でした。

@神保町シアター
ヒロインと、版画家の先生との濃厚且つ官能的なキスに、にやけつつ、羨ましいとも思いつつかなり興奮してしまった(///∇///)もう鼻血が出るかと思った
ヒロインが、老舗の和菓子屋さんを女手1つで切り盛りするとは、たいしたものだ。それと、版画家先生との 恋物語も見所!!ヒロインと、版画家先生の濃厚で官能的なキスシーンに、羨ましいと思いつつ、ニヤリとしつつ、思わず興奮しながら見てしまった(//∇//)

まさか版画家先生に妻子いて、過去にヒロインの母親とも何かしら関係があった何てΣ(゜Д゜)
obao

obaoの感想・評価

3.3
@シネ・ヌーヴォ
京都の老舗和菓子屋を継ぐことになった洋菓子のような岡田茉莉子さん。恋に仕事に成長していく姿を女性映画の名手 吉村公三郎が描いた作品。

母娘の心を乱す佐田啓二…男のズルさそのものの存在。その佐田啓二を見る母 乙羽信子の目のイヤらしさも女性映画らしい。

京都の雰囲気も娘同士の葛藤や伯父と姪の商売のぶつかり…そして、吉村公三郎らしい映像(ネオンライトをよく使う)もいいのだが…

何か、すべてに於いてもどかしく、(意図的に)描ききらないのは松竹カラーなのか。ここに、大映と松竹の差を感じてしまう。本能のままに気持ちをさらけ出す大映と相手の気持ちを慮ることを美徳とする日本らしさの松竹の違いなのか…

【松竹120周年祭】にて