女の坂の作品情報・感想・評価

「女の坂」に投稿された感想・評価

岡田茉莉子は、男に振り回されてうじうじと悩む女たちの中で、ハキハキとしゃべり、人に指示している姿がよく似合う。サバサバと「別れちゃいなよ」とか「結婚しなさいよ」とか、


そして、そんな茉莉子さまには、二枚目だがどこか情けない風情が似合う佐田啓二がよく似合う 

「秋刀魚の味」でのアパートに暮らす夫婦やその他の娯楽映画でもカップルや夫婦をえんじた二人の息がぴったり

その二人の関係にねっとり絡んでくるのが、その数年後に木下恵介監督の名作「香華」でも、因縁深い母役をえんじた乙羽信子
 魔性の女っぷりがピカイチ。新藤兼人の脚本だからか。なんと佐田啓二が乙羽演じる元恋人の画家役で、乙羽がその佐田におくる甘えたような女の視線がよろしおす。

その母が去った後、二人は徐々にひかれあい、恋仲になる。ちなみに佐田の役は妻子持ちだけどw

湖の葦の影に隠れて揺れる小舟の上でお互いの唇をむさぼりあうキスシーンはキャーっ(笑) 

そんな色気あるシーンの後に、さっそうとボートを漕ぐのはさすがは茉莉子さま!

そして、そこに乙羽がまた再登場!
明恵(岡田茉莉子)が矢追(佐田啓二)と二人で出掛けたとしったときの表情の恐ろしいこと!

女同士で火花が散るチルミチル

「なにしにいらしたの」「あんたのことが心配で」「あたしのことじゃないでしょ」

母「矢追さん、明恵をどうしはるおつもりやす」
矢追「正直にいいます、明恵さんが好きです」
母「あなたには奥さんやお子が」
矢追「あなたの場合はいいっていうんですか」
母「あたしの夢を怖さないでください、あたしは20年間…ううっ」

因習や伝統やらがどす黒く渦巻く薄暗い京都が舞台で、時おり差し込まれる鮮やかな色が目をひく。
岡田茉莉子の赤いセーター、水玉模様のシャツと三角巾、白いセーターとジーンズ、白いスカートと上着のセット
老舗の玄関口の赤い壁、結婚を祝う女子たちの乾杯のソーダの緑、旅館の赤いバラなどなど。

あとベテラン女子お静役の滝花久子の登場の仕方に笑いました。八墓村? 北林谷栄に似てる? 
ムチコ

ムチコの感想・評価

4.0
このキスはなんとまあエロい…

茉莉子の衣装がかわいい。サブリナパンツに赤いスカーフ。デートの時の水色のワンピース。

新藤兼人脚本の乙羽信子はホントに女のいやな感じを出してて素晴らしい。

鍵善のくずきりを食べたくなる映画。
どの面下げて僕はそんな男じゃないとか言ってんだ、と思うものの、簡単に膝乗らせてくれて重いとか言っちゃうから許す。物干し台から覗くと吹き抜けになっている仕事場の活気や冴えざえとした佇まいがまんま岡田茉莉子の溌剌さで清々しい。緩急軽重光影自在さを楽しむ。
繊細で綺麗な練り切りのような映画でした
新藤兼人の脚本がよいです
パンツをはき、自分で車を運転する溌剌とした茉利子さまが、佐田啓二との恋を知って憂いを帯びた大人の表情になるのが切ない。
あまりドロドロせずに終わったのは松竹だから?

それにしても、この作品の佐田啓二の初登場シーンでのハンサムぶりはすごかった。

「池部良と昭和のダンディズム」
@神保町シアター
AS

ASの感想・評価

4.2
岡田茉莉子のファッションがかわいかったからちょい加点。@神保町シアター
岡田茉莉子がはまり役。

キビキビ働いて、本当に老舗の跡取りとして優秀そう。

瓶のコーラ飲む一連の動作がかわいい。
グリーンのお酒とか、水色のシフォンの寝間着とか、スカーフとか、艶々した清水焼の花瓶だとか細部まで美意識行き届いてます。

そして恒例のキスが…どうしてそんなに?というほどエロかった。
吉村公三郎独自のこだわりを感じてしまうので、ぜひ注目してほしいです!

佐田啓二の膝に座って「意外と重い」とか言われたら即身仏になってしまいそうだと思った。

おぼこい男子学生達の集団面接やら、熟練の技を誉められて誇らし気な職人の笑顔など、お仕事パートも魅力的でした。

@神保町シアター
ヒロインと、版画家の先生との濃厚且つ官能的なキスに、にやけつつ、羨ましいとも思いつつかなり興奮してしまった(///∇///)もう鼻血が出るかと思った
ヒロインが、老舗の和菓子屋さんを女手1つで切り盛りするとは、たいしたものだ。それと、版画家先生との 恋物語も見所!!ヒロインと、版画家先生の濃厚で官能的なキスシーンに、羨ましいと思いつつ、ニヤリとしつつ、思わず興奮しながら見てしまった(//∇//)

まさか版画家先生に妻子いて、過去にヒロインの母親とも何かしら関係があった何てΣ(゜Д゜)