このレビューはネタバレを含みます
妻子ある上原謙にときめいて、グイグイ前のめりになる山本富士子にまてまて〜てなるのに、奥さん亡くなった途端に気持ちしぼんじゃうのね。
ならば結ばれた夜の違和感の時に別れていればとも思うけど、盲目だった…
吉村公三郎監督の初カラー映画。吉村監督の色彩感覚がおかしくても、それを撮影監督の宮川一夫が補ってあまりある「カラーが綺麗な映画」になっている。
また、この映画で山本富士子はスターダムにのしあがった。…
赤や青、白に緑の色彩は面白いが、それ以上でもそれ以下でもない印象。けれど、窓の外で揺れる青い染物のシーンと、明かりを消した(蛾によって!)後の2人を照らす赤い光、列車の窓から見える赤いネオンはグッと…
>>続きを読む