一見大人しく見える着物美人だけど芯がスッと通って凛々しい主人公を演じる山本富士子が素晴らしい
昼のシーンでは当時の京都の風景でノスタルジックな気分になれて、夜のシーンでは旅館の室内や夜行列車の食堂車…
吉村公三郎監督
めっちゃオモロイ。
“私の恋人はあの比叡山だけですわっ”なんて抜かしてたべっぴんさんと、ショウジョウバエの研究をする男。
突然の雨降り→宿(美よし)の表で雨宿り→結局宿にIN→消…
【1956年キネマ旬報日本映画ベストテン 第2位】
芥川賞候補になった澤野久雄の同名小説を『安城家の舞踏会』吉村公三郎が映画化した作品。山本富士子を一躍スターダムにのし上げた作品としても知られる。吉…
前にも見たのを見ている途中で思い出した。
出てくる男が全員悪人。せこいし思慮が浅いし、この時代の女性を描く映画は褒めるところがない男が次々出てくる。
時代を感じさせるシーンは冒頭とラストの労働基本権…
疑いなく日本の最も美しいカラー映画として五本の指に入ると思う。宮川一夫と岡本健一は神か?
染め物の映画であり色彩の遍歴がめちゃくちゃ美しいのだが、ショウジョウバエの着物だとか最後に帰着するのがメー…
大文字の夜、これで富士子も上原の子を身籠ってと、それでも二人は添い遂げることなく、と先々を想像してみていたら、果たして明くる二月の舟木の家には玉のような赤子がおって、てっきり二人の子がと思いきや僅…
>>続きを読む赤色の使い方が素敵すぎる
会話中に顔ではなく花を交互に映したり、着物の柄が夕焼けに照らされることで赤くなったり粋すぎて鳥肌立ちまくった…
宮川一夫の撮影ってやっぱりとんでもないセンス。
奥さんが死ん…
カラー揺籃期の色彩は初期衝動と模索の間で特別な光を放っている。どの部屋も壁や障子がK多めの灰色で塗られ人物が浮き上がる様に大興奮!駅での待ち合わせから川床のある宿へ。蛾が呼び寄せる暗闇。えんじ色の光…
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