重い瓦屋根の下で伝統的な京染の世界に生きる京女山本富士子の悲哀を描いた吉村公三郎監督の秀作。山本は阪大教授上原謙を、美大生川崎敬三は山本を神聖視し、その崇拝が、上原の男の打算が垣間見えた時、山本が蝋…
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幼稚園から小学校にかけてが、私の映画人生の第1期だ。
両親が映画好きで、しかも時代も映画の黄金期。相当数の映画を観た。しかし観るのはもっぱら東映チャンバラ映画と日活アクション映…
一見大人しく見える着物美人だけど芯がスッと通って凛々しい主人公を演じる山本富士子が素晴らしい
昼のシーンでは当時の京都の風景でノスタルジックな気分になれて、夜のシーンでは旅館の室内や夜行列車の食堂車…
吉村公三郎監督
めっちゃオモロイ。
“私の恋人はあの比叡山だけですわっ”なんて抜かしてたべっぴんさんと、ショウジョウバエの研究をする男。
突然の雨降り→宿(美よし)の表で雨宿り→結局宿にIN→消…
【1956年キネマ旬報日本映画ベストテン 第2位】
芥川賞候補になった澤野久雄の同名小説を『安城家の舞踏会』吉村公三郎が映画化した作品。山本富士子を一躍スターダムにのし上げた作品としても知られる。吉…
前にも見たのを見ている途中で思い出した。
出てくる男が全員悪人。せこいし思慮が浅いし、この時代の女性を描く映画は褒めるところがない男が次々出てくる。
時代を感じさせるシーンは冒頭とラストの労働基本権…
疑いなく日本の最も美しいカラー映画として五本の指に入ると思う。宮川一夫と岡本健一は神か?
染め物の映画であり色彩の遍歴がめちゃくちゃ美しいのだが、ショウジョウバエの着物だとか最後に帰着するのがメー…