ここまで白と黒が立ってるとそれだけで凄い…ってなっちゃう キワキワな画角も好み
それぞれの思想・思考のぶつかり合いがついてけないとこもあるけど痺れる
多分本筋追うだけだと史実なぞりになってしまいそ…
このレビューはネタバレを含みます
「日陰茶屋事件」が3つの視点から反復され、その度に細川俊之演じる大杉栄はうめき声を上げねばならない。その意味で、本作はかなりな程度に、『羅生門』の性質を備えているが、同形式をとる映画群とは異なり、「…
>>続きを読むイマドキのどんな恋愛ドラマ・映画より、大杉栄の考えに共感する。東大生の撮る映画はこれだから好き。
何より、シネスコのキャンバスのなかに自由に境界をひいて、画面比に縛られずバッチリの構図を常に追及す…
辻潤は近代化・婦人解放が進むほどむなしくなると言う。その序盤のシーンが結末を暗示しているように思う。
現代(69年)の永子と男が走るシーンがとてもよかった。そこでながれているオルガンが特徴的な、終わ…
関東大震災からちょうど100年後の今日に見ることに意義のある作品。公開から50年以上経つが、カメラアングルやつなぎなど今でも見るべきところは多い。「現在」パートは売春や自由恋愛、映像作品を撮るものの…
>>続きを読むその昔に見た時はとにかくアヴァンギャルドで難解な映画という印象だったが、大杉栄も伊藤野枝も日陰茶屋事件も知識として十分に持った状態で見るととても分かりやすくて、純粋にクソかっこいい構図とか音楽を楽し…
>>続きを読む