雨の作品情報・感想・評価・動画配信

「雨」に投稿された感想・評価

巣ごもり鑑賞中。
これ、刺さる。
途中の「?」が突然「!」に。
見ておいて損は無い作品。
サマセット・モームの原作も読みたくなる一本。
Cem

Cemの感想・評価

4.5
西サモアへ向かう途中のパゴパゴ島。船内でコレラが発生!乗客は足止めを食らう。同じ宿に泊まることになった娼婦らしき女と、彼女を改心させようとする謹厳な牧師夫妻との間でトラブルが起きる―
雨で気が滅入りイライラしだす
チェックのワンピが可愛いアバズレ女のクロフォードと、説教がうぜぇ牧師が面白い!この牧師が悪魔的、洗脳されていくクロフォード。表情がガラッと変わり凄い。雨と太鼓の音で脳内ヤバい🥺ラストもやられた〜

このレビューはネタバレを含みます

デビッドソンが怖えぇーわ(((((((・・;)
なーにが宗教改革者だ。影響力の大きな組織の教祖か宣教師か知らんが、酷いなあいつ。あんなもん神のご意志とは調和してないし「聖書」の言葉を自分勝手に解釈して他人に当てはめてるから最悪だよね。

最初から、セイディ・トンプソンのことを見た目で判断してさ。「イウィレイの女(不道徳でふしだらな娼婦)」と決めつけて「お前は不敬を蔓延させる邪悪な存在だからアピアには行かせない」とか言っちゃって。

救うだの何だの言いながら、セイディの部屋へズカズカ入り込んで訳のわからない話を上から目線で怒鳴り付けるなんて聖職者が聞いて呆れる。

聖職者は、女性と二人きりで部屋にいたらダメなんだよ。上から目線もダメ。怒鳴り付けるなんて言語道断。

サンフランシスコに戻されることを恐れるセイディに「サンフランシスコに帰れ」と強制送還を突きつけてさ。
聖職者なら、心の救済に努めろや!痛め付けてどーすんの!?

罵詈雑言を吐いていたセイディが、デビッドソンの唱え続ける「主の祈り」(『聖書』の「主の祈り」はマタイによる福音書6章9節~13節に記述されているイエスによる"み父への模範的な祈り"の型)に和したシーンは怖かった。もう普通じゃなくなってたよね。ああなったらデビッドソンの思いのままのお人形だな。

ゴールデンゲート号がパゴパゴに入港し、明日はサンフランシスコへ向けて出港だという夜に「最後の試み」を仕掛けるデビッドソン。
見事にデビッドソンの思う通りの返答をして期待に添うセイディ。

まあ魅力的に見えたんだろうね。「王の娘の1人」なんて表現したぐらいだから。
神に祝福された喜びに満ちた女性との性交への誘惑に抗うことができなかったデビッドソンの負け。結果は自業自得。

セイディもデビッドソンから受けたマインドコントロールからも呪縛からも解放されて良かったね。
オハラ軍曹とオーストラリアでお幸せに💕

劇中、パゴパゴ雑貨店&ホテルのオーナーのジョー・ホールが、「ツァラトゥストラはかく語りき」を引用したあとでニーチェを称賛したシーンが興味深かった。
ニーチェと言えば「輪廻」「神は死んだ」だもんね👍

「雨」についても。
『聖書』で「雨」は神からの愛の具現の1つとして用いられていて、マタイによる福音書6章43節~45節には「敵を愛し続け、邪悪な者のために祈り続けなさい」という言葉の例証として"雨"が挙げられている。

キリスト教の愚かしさがジャンジャン溢れ出してる作品だった(笑)

原作:サマセット・モーム
pier

pierの感想・評価

3.7
降り止まない雨。
鳴り止まないドラムの音。
宣教師の度が過ぎる説教。
"憐れじゃない人間などいない" の一言に尽きるのかも。
papi

papiの感想・評価

3.5
クロフォードさんの深みの無さが、サディにぴたりとはまってました。パゴパゴが爽やか過ぎてラストのおどろおどろしさが半減してたのが残念、地獄の黙示録レベルのヌメッとした闇感の中だったら牧師のラストの顔は映えただろうなぁ…。
節分から一夜明け、あの服は間違いなくお父さんだったと証言する3歳児は次の仮説を立てたと言います。

仮説その一「鬼のお面を被ると誰もが鬼になってしまう説」

仮説その二「本物の鬼が窓の外にいてお父さんの体を操っていた説」


私としては、仮説その一の方が設定的に好みです。


『雨』


ベティ・デイヴィスの天敵、不倶戴天の敵でお馴染みのジョーン・クロフォードですね。私、このお方の映画、あまり観ておりませんのでこんなこと言うのもどうかとは思いますが、ベティ・デイヴィス派です。

実はジョーン・クロフォード、『グランド・ホテル』でグレタ・ガルボと喧嘩して、泣きついた先のプロデューサーにあてがってもらった作品がこの『雨』だと言います。

ふむふむ

南国の島、砂浜に染み込む雨、雰囲気抜群のその始まり。音楽が独特。レインコート(雨合羽)に帽子(雨笠)、降りしきる雨の中、歌いながら行進する男たちがいた。

笠地蔵かと思いました。

ガイ・キビーはすぐに分かりました。相変わらず胡散臭い。

そこに登場するわけです。

右手、バーン!

左手、バーン!

右足、バーン!

左足、バーン!

ド派手に登場するド派手な女。派手だなあ。

そしてこの映画、雨のせいで話が全く見えない。ほぼワンシチュエーションなんじゃないの?カメラワークが独特で面白いなあ。

それにしてもジョーン・クロフォードはいつ出てくるのだ。

ぜんぜん出てこないから心配になった。



出てた。

最初から出てた。

このど派手な女性、このサディーこそが!ジョーン・クロフォードだったのだ!!!!

バーン!!!!!

もうね、ずーーーーーーーっと雨降ってる。

この映画の9割くらいは雨。

私事ですが、この雨音がすごく好きで、ずーっと聞いていたいと常々思っております。心地よすぎてこのまま布団に入って眠ってしまいたくなりました(実は少し眠った)。

雨の音、太鼓のリズム、降りやまぬ雨の中、陶酔と高揚と罪の意識が人を狂わす。

その異様な変貌は、得体の知れないナニカを見ているようでした。ジョーン・クロフォードの頬をつたう涙が強烈に訴えかけてきますね。ラストはよく分かんないぐらいすごかった(肝心のシーンで寝落ちしたので二回観ました)。

結論

雨音は寝ちゃう

以上
見ただけでは分からないことが
いっぱいある作品だった
解説を見て
そんなん分からんわ!って
思うところが多々あった
会話劇のスタイルは好きだった
人はここまで急激に変化
しないだろうと思った
そういう皮肉なのかも
しれないけど
ゆきよ

ゆきよの感想・評価

3.0
まばたきしない=信仰、という表現すごかったな、まばたきしないの大変だっただろうな俳優さんたち…。

みんな雨のことを「憂鬱」「退屈」「見ていると暗い気持ちになる」とネガティブに言っていたのに、宣教師だけは「勉強することが沢山ある、暇な時間などない」「暇を潰すというのは難しいものだな」=退屈ではない、または「罪を洗い流すもの」とポジティブな表現をしていた。
しかし最後、宣教師はその雨の音を聞きながら"悪魔"に成り下がってしまう。

宣教師はずっと雨具として黒いコートを着ていたけど、奇しくも最後のシーン、悪魔になってしまう時にも黒いコートを着ていた。一方で、サディも改心した時にはそれまでの娼婦然とした服ではなく、黒色の洋服に身を包んでいる。
この映画における"黒"色の服とは、最初から最後まで「悪魔を徹底的に避けようとする宗教は、悪魔と紙一重の位置にいる」という皮肉を表していたのでは?

私も口論の最中に呪文みたいなやつ唱えて台無しにしたいな、怖いわあんなん。話し合う余地なさすぎるじゃねーかずるい。
キリスト教のことよくわからないんですけど濡れ衣なのに悔い改めさせようとするのは理不尽だと思いまーす。(小学生の感想)

昔にこんなキリスト教批判の映画やって大丈夫だったのかしら…。
2014/12/27 ~ 2015/01/30 映画史上の名作12
三四郎

三四郎の感想・評価

3.0
名作と言われているが、それほどでもない。平凡な作品といったところだ。
人間の理性と欲望を描いている。
淀川長治さんの解説の方が名作だ。彼の解説は想像力と創造力によって本来の作品とは異なったものになっていることが多いが、その解説をそのまま映画化した方がもとの作品より綺麗な格調高い作品ができるように思う。

クロフォードがまさかの日本語を話す…
「シカタガナイ」「サヨナラ」字幕がなけりゃ、なんて言ったのかピンとこないけど笑
説教臭くて聖人ぶって嫌らしい牧師とその妻。だからキリスト教イヤなんだよな。自分が正しいと思い込み、人にもそれを強要してくる、いらぬお節介。
あんな嫌らしい牧師のもとでよく改心できたな。私には何故改心できるのか疑問だった。改心したフリをしているのかとも思った。そうでなかったことは「男なんて所詮みんな豚よ!」と言い放つクロフォードの言葉によって納得したが。信じていた牧師に裏切られ、激しく雨降る宵に襲われるクロフォード。牧師は自分の犯した罪により喉を切り自殺。
キリスト教への冒涜作品。痛烈な皮肉と批判だ。
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