シンパシー
数奇な運命に見舞われた二人の女性。
痛みを共にする存在を幸いとするか、奇妙とするのか。
物語の本質はきっともう数回見ないと掴み切れない。
美しい色合いと言葉使いに翻弄されているうちに9…
映画監督としてのクシシュトフ・キェシロフスキにとって、女優としてのイレーヌ・ジャコブに出会うということは、始まりよりも、むしろ終わりを意味したのかもしれない。
彼がファインダーから彼女を見つめたと…
クシシュトフ・キエシロフスキーの映画史に残る名作。本作は運命論であり、哲学論、生命論である。いうなればキエシロフスキーの遺言でもある。本作は、劇場で観るたびに違う映画を観ているような錯覚を覚える。そ…
>>続きを読む©1991 SIDERAL PRODUCTIONS S.A.