昨年、ガルシア・マルケス没後10年の再ブームでマジック・リアリズムという言葉が氾濫してますね。とても不快です。
返還直前の沖縄で、未だ日常と隣り合わせの神秘の森や精霊や呪術。虚構と現実が入り混じり…
みるなら今かと思ってみた。
米軍に統治されるなか、本土復帰への熱が高まる、岐路に立たされた沖縄のひとびとの暮らしが描かれるわけだけど、木々や言葉、音楽がぐっとくる。
琉球独立に力を与えるものの表…
不思議な雰囲気のなか、寓話的な物語が展開する。
割と自然なので、入りやすい。
戸川純が沖縄の人達と歌うシーンは絶品。
マレー役の青山知可子もセリフなく、表情だけだけど素晴らしい。
運玉の森の妖怪など…
観るのは30年以上ぶり
当時、妖艶なマレーの印象だけ強く残っている。あとは戸川純が只者ではない事を知った作品。
日本返還直前の沖縄、琉球寓話。
製糖所で砂糖キビを曳くギルーの小林薫。
マレーの青山…
もう、訳がわからないとしか言いようがない。
昔話のように見えるのに、米軍とか現代的なものが出てきたり、話も意味がわからなかったり。
おまけに、邦画にも関わらず全編、字幕付き。
映画としてぶっ飛んで…
映画の冒頭、てるりんさんのワタブーショーで始まる。
生前、よく、コザのてるりん館に行ったことを懐かしく思い出した。
今観てもなかなか強烈な琉球版マジックリアリズム。
これは、琉球古来からの民話を…
全編字幕付きと知ってちょっと観たいと思っていた作品。セリフを大別すると、標準語と①(ほぼ)同じ、②ちょっとだけ似てる、③全く違う、の三パターンで、②のセリフを聞く限りでは字幕とニュアンスが結構違った…
>>続きを読む写真:桑本正士 1989PARCO