このレビューはネタバレを含みます
カメラワークが本当に素晴らしい。
居酒屋のシーン、何度回転してもずっと人が写り込んでいて何故だかものすごい感動した。
イヴァンの葬式後、外の窓から子供が覗き込んでいるシーンのカットの美しさ。
…
またもや圧倒的な世界観に押しつぶされる…
色彩とそのコントラスト、どのシーンも構図が見応えがあってうなってしまう。
あと、今回は音楽(歌、リズム、音色)もとてもよかった。
四拍子でなんか収まらないし…
カルパチア山脈のロミオとジュリエット!
すごい好きだったー
先にざくろの色を見ていたので、作品によってこんなに雰囲気が変わるんだとびっくり!
ざくろの色では静的なカメラワークが印象的だったけど、こ…
【鑑賞メモ】
「ざくろの色」とは印象が結構違う。
事前にカメラワークが攻めてるという情報だけ入れて観たが、確かに攻めてる。
時には上から迫り、時にはかなり下方からなめ上げ、かと思うと激しく回転する。…
非常に美しい映画だった!
煙や霧でもくもくな映画はどれもいい。
機材がよくないとき特有のざらつき、昔のレンズっぽい低コントラストと、フィルムの高コントラストが良い。森をずんずんと動いて人間を見つめ…
倒木
超煽り超俯瞰の非人間中心主義的ショットの反復。さらに人間と自然、すべてを融解するカメラの高速回転。ウクライナ西部カルパチア山脈で暮らす山岳民族のフツル人の伝統的な儀式や民族衣装。別れの際に、…
これはちょっとした驚き!
グルジア出身の監督がウクライナを舞台とした「スラブ民族伝統文化の色濃い村落における若い男女の悲しい恋物語」1964年ソ連制作。
何とも言えないバーバリアン(野生)なドキ…