なんて爽やかなラスト。
遊郭の搾取構造がむごくて、このまま骨までしゃぶられる映画なのかとどんよりしたけれど、そんな絶望をひっくり返す素晴らしい映画だった。
お絹の度胸と生きる力に、パワーをもらえる。…
喧嘩の際の画面を覆い尽くす足、子供が遊ぶ中一斉に点く灯。極端なローアングルはあるにはあるが、逃亡の省略や暗がりでのキス、薩摩人が暴れる際の暴力的なカッティング、奥でピンボケしている三原葉子に焦点が…
>>続きを読む当時の映画にしては、先進的なフェミニズムを描いてはいるんだろうけど、説明的な台詞の部分が大きいのと、搾取構造のなかで救われるのもまたお客さんというのにあまり乗れなかった。得意のローアングルのショット…
>>続きを読む二流遊郭に売られて来て、身も蓋もない「骨までしゃぶる」というタイトル通り、搾取され続ける遊女たち。
しかし、陰湿な感じはせず、コメディタッチで語られていく。
主人公・お絹が、垢抜けていくのと同…
タイトルが素晴らしい〜
ご馳走に涙する桜町弘子、恩を忘れたら人間じゃない、忘れない、、
洲崎!
病院から逃げるお絹と一緒になって食い下がる甚吾郎、彼女らの必死さがこれでもかというくらいに満ち満ちてい…
加藤泰監督、とある女郎屋にて
1966年東映作品
監督加藤泰
脚本佐治乾
ビデオ屋で手にとってて気になってはいた作品。加藤泰らしからぬ初期作品。
加藤泰監督少なくおさらい。
盲目娘と賭場を…