岡親分の病をきっかけに札幌を訪れた寅さんは、縁に翻弄されつつ「堅気に生きよう」と腹を決める。舞台は浦安の豆腐屋。いつもの酒場や旅ではなく、豆腐屋の前掛けをつけて汗を流す寅さんの姿はどこか新鮮で、まる…
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寅さんはやっぱりカタギじゃないし、普通に考えたらクズなんだよなーと思わせられた。
マジメにコツコツ生きる人々の方が偉いし、そのことを寅さんも自身で散々言うけどそうは生きれない。そこが切ない。
本人…
渡世人を辞めて、“地道な暮らし”を始めることにした寅さん。
随分と張り切ってはいるけど、何をするかはまだ決まっていない。みんなが色々提言してくれるのに「そんなもんは“地道な暮らし”とは言えねえな」…
さくらの説教は渡世人学生?の自分にも刺さる。今作は寅さんのような渡世人の「生き辛さ」に重きが置かれているように思える。寅さんは口の悪さはあるが人当たりは良く、堅気になってもなんとかやっていける方では…
>>続きを読む糠に釘、暖簾に腕押し、馬耳東風、馬の耳に念仏といったように相変わらず全く人の忠告を聞かず妹にお情けで貰った金で世話になった親分という人間に会いに札幌まで行く。
親分が死ぬ前に息子に会いたいと言い、寅…
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