背筋が凍るような死と暴力、恐怖の匂いで満ちているのに、言いようのない神秘的な美しさを感じた。
暴風に閉じ込められた小さな一軒屋が舞台なのに、そこに世界の全てが凝縮されているような気分になった。ひっく…
このレビューはネタバレを含みます
父と娘の日常をただ淡々と描写していく。しかし、不穏な音楽と嵐の激しさに導かれるように、次第に日常は歪み、終焉の予感が漂い始める。最後には静寂と暗闇が世界を包み込む。
タル・ベーラとアンドレイ・タル…
ニーチェの思想は詳しく知らないが、創世記を遡るかのように世界の崩壊を描き、退屈という絶望感のなか人類の築き上げた文明が終局を迎えて行くストーリーラインはニーチェ的ニヒリズムと相反するらしく、そう考え…
>>続きを読む最近こう言う難しい映画見れてなかったから久々に見た!、ほんと映像がカッコ良すぎる!、何で白黒ってこんなにかっこいいんだろう、多くを語らず静寂に積まれてる感じ?それに映像を通して人生というものを解釈し…
>>続きを読む泣きながら馬の首を抱きかえたニーチェの逸話を基に着色したクラスナホルカイ・ラースローの原作をタル・ベーラが映画化
邦訳が殆ど出てないクラスナホルカイ・ラースローがノーベル賞を受賞したので本作を初鑑賞…
崩壊しつつある世界と荒廃していく精神が並行して描かれる。外界は絶えず変容し続け、砂塵が土地を不毛へと変えていく一方、内側の生活はジャガイモと仕事の終わりなき反復に閉じ込められている。この齟齬は、時間…
>>続きを読むスタイリッシュな画面構成と引き算の美学に裏付けられた長回しの持続する快感は見事というほかなく、極めて単調な展開が新たな世界の始まりをも予感させる巨大な生き物の深く長い呼吸のようにすら感じられる。起床…
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