目の前にあるものを、そのまま現実として人は認識しているわけではないことを、認識論的に描いたのが『サタンタンゴ』(1994)だとするなら、この『ニーチェの馬』(2011年)に描かれているのは、ポール・…
>>続きを読む最近こう言う難しい映画見れてなかったから久々に見た!、ほんと映像がカッコ良すぎる!、何で白黒ってこんなにかっこいいんだろう、多くを語らず静寂に積まれてる感じ?それに映像を通して人生というものを解釈し…
>>続きを読む泣きながら馬の首を抱きかえたニーチェの逸話を基に着色したクラスナホルカイ・ラースローの原作をタル・ベーラが映画化
邦訳が殆ど出てないクラスナホルカイ・ラースローがノーベル賞を受賞したので本作を初鑑賞…
崩壊しつつある世界と荒廃していく精神が並行して描かれる。外界は絶えず変容し続け、砂塵が土地を不毛へと変えていく一方、内側の生活はジャガイモと仕事の終わりなき反復に閉じ込められている。この齟齬は、時間…
>>続きを読むスタイリッシュな画面構成と引き算の美学に裏付けられた長回しの持続する快感は見事というほかなく、極めて単調な展開が新たな世界の始まりをも予感させる巨大な生き物の深く長い呼吸のようにすら感じられる。起床…
>>続きを読む12.11.2020
12.13.2021
07.04.2025
三度目の鑑賞の今回が実は初めて寝落ち休憩しなかった鑑賞だということを白状しておく。どころか眠気さえ起きなかった。全てのシーンが真に…