心中天網島の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『心中天網島』に投稿された感想・評価

近松門左衛門作の人形浄瑠璃「心中天網島」を映像化、篠田正浩監督のモノクロ作品(1969)

紙屋治兵衛(中村吉右衛門)と遊女小春(岩下志麻)の愛と義理に挟まれる男女と心中を描いた古典文学。

劇中に…

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Mickey
3.5
人形浄瑠璃を融合させた演出とモノクロスクリーンがモードがかっている!!

「曽根崎心中」とは立場が違って事情も複雑で、この心中は回避できたのではと思ってしまった。どうしてもというなら、周りに及ぼす不幸の度合いを緩めてあげれんもんか。

「極道者にかぎって、やれ誓紙のやれ証…

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5.0
全部完璧。
最強にモード。

たまたま篠田正浩特集で、『国宝』(原作)の流れにもなった。

紙屋・治兵衛は、妻子がありながら、遊女小春と深い仲に。二人は心中を約束するが…。

映画なのに黒子がいるのが最高にかっこいい。しかも冒頭…

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3.4

日本人のこういう痴話話に何か美を見出すという国民的心情、けっこうしんどいものがある

それはさておき、この時代特有の実験的試みはも少しケレンの分かる監督でないと難しいのではないかな
どうも画がノッペ…

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な
3.7
なんか小春とおさんの筋が通ってる感じと比べて治兵衛がガチで情けなさすぎる(-_-;)なんだこいつになてりました

【所感】
本作は時代劇ではあるものの、通常の時代劇とは異なっており、徹底的に人工的かつ抽象的になっている。
分かりやすく言うと、視聴者に”これは演劇であり、作り物である”と自覚させるメタ演出がなされ…

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散々フレーム内に人を留まらせておいて、絡みはフレームの外にするは誠実じゃないと思う
オリ
3.7
この世では結ばれないから一緒に死ぬ。来世ではきっと。そうは言いながら死ぬ直前は恐い。

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