エディプス・コンプレックスに苦悩する少年(川地民夫)は、息子の女友達と一緒にいるのを見てもなお芦田伸介にすがりつく母親(奈良岡朋子)を見て絶望する。
後半はお決まりの逃避行だが、当時としてはショッキ…
鈴木清順監督のやさぐれ青春もので、まずまず。川地民夫が母親と愛人に反撥する様を軸に無軌道な若者描くが、描写に過激さは薄い。敗戦の影が背景にあるのは前提としては理解できる。が、その混乱を飯のタネにする…
>>続きを読む「戦後」のレトリックが満載の脚本。ミソジニーをこじらせた馬鹿なマザコン主人公(その上歪んだ口元が気持ち悪い)が、最後に絶望して自殺するので、とてもうれしい!
それはそれとして、とんでもない長回しが…
「善意が通じる場所がない」
不良グループの中に身を投じる青年の心の葛藤を描いた作品
自らの境遇を不幸だと思い、関係する全ての大人を嫌った青年が、見たくないものから目を逸らし、逃避にふけていった。…
ビジネス的にキャッチーな宣伝として、日活が「女を漁れ!」という文言をポスターに使ったんだろうけど、そんな話ではないし『勝手にしやがれ』や他ヌーヴェルヴァーグへのオマージュ作品にそれをやる温度差、でも…
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