「いいえ、それは太陽よ」という台詞で終わるリリシズムは好ましいが、そのリリシズムに作品が負けてる気がする。吉田喜重は、個人的にテーマなどはかなりどうでも良いけど、語り方(映像文体)がたまらなく好きな…
>>続きを読むスタイリッシュ吉田喜重。冒頭、上部を映すハイキーなカメラが上から下に動く(『悪は存在しない』と逆)。覗き込むように現れる木村功と岡田茉莉子。岡田茉莉子と細川俊之のキスシーンでは抱き合うふたりをカメラ…
>>続きを読む正直ね、日本人で60年代にここまで映像に拘ってる人いないと思ってたから初めて観て衝撃だった
海外からの刺激もかなり受けてた時代だろうからなぁ
モダン建築にモノクロ映像、最高
戸籍上の繋がりと血の…
この映画は、小津安二郎を終生意識していた吉田喜重監督なりの家族映画である。
テーマは、夫婦。
物語に、人工授精や子供が出てくるが、その影は、ほとんど現れない。
あくまでも、子供をどうするかという大人…