政治・欲望・身体が混線して爆発する、映画史でも屈指の危険作。
資本主義批判と革命の残骸がグロテスクな寓話として漂い、嫌悪と魅力が同時に迫ってくる。
ドゥシャン・マカヴェイエフの狂気がもっとも凝縮され…
旧ユーゴスラビアのカルトムービー。
ミス処女コンテスト=資本主義と、船長カップル=共産主義が並行して描かれ、どちらも人間を抑圧する地獄として提示される。黄金のペニスや吐瀉物まみれの晩餐会、スカトロ…
この映画を撮った事で、マカヴェイエフが沢山の人間と関係を断たれただけあって全編だいぶカルト。なりたいキチガイは「映画」に慣れてしまうと同時に興ざめしてしまうが、根っからのキチガイは慣れるもクソもなく…
>>続きを読むユーゴのドゥシャン・マカヴェイエフ監督の代表作。しかし本作はフランス=カナダ=西ドイツ映画。前作でユーゴでは撮れなくなったのだ。本作は恐ろしいほど狂気に満ちている。アメリカではスカトロシーンをカット…
>>続きを読む【これぞカルト映画のお手本的な狂いっぷり】
旧ユーゴスラビア(現在セルビア)の奇才マカヴェイエフ監督作品。
「セルビアン・フィルム(2010)」しかり、やはりセルビアはカルト映画のメッカなのでしょう…
プロデューサー:ヴァンサン・マル(ルイ・マルの弟)
撮影:ピエール・ロム(ブレッソンの『白夜』、『ママと娼婦』)
助監督:クレール・ドゥニ(下積み時代、20代後半頃か)
上記スタッフ陣からのこの仕…