恋も忘れての作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『恋も忘れて』に投稿された感想・評価

22歳の桑野通子の魅力を象徴した映画ばかりでなくジャンギャバン映画の焼き回しとも思えるような無国籍映画だが名作と言える。
これだけの映画が語り継がれないのは惜しい。「さあ景気の良いのひとつかけておく…

>>続きを読む
人間
-

「ちゃぶ屋」いわゆる娼館で働くシングルマザーお雪とその息子春坊を巡る物語。ちゃぶ屋で働いてる母を持つ春坊はそれが原因で友達から虐められ、ついには死を遂げてしまう。女性の生きづらさというものを子供に背…

>>続きを読む
4.0

直線で構成された広大なダンスホールや路地裏から階段を上がった二階にある桑野通子の住居といった空間設計。ダンスホールでは嫌がる桑野に執着するダンス客を殴り倒した佐野周二が奥から手前に歩いてくるワンカッ…

>>続きを読む
YAZ
4.3

清水宏監督の観る

本牧チャブ屋で働くお雪は春
雄を女手一つで育てる。子供
の成長が生きがいだが仕事が
原因で息子が仲間外れになり

脚本 斎藤良輔

店のマダムに労働要求改善を申し出るお
雪。客も…

>>続きを読む

桑野通子の声、歩き方、背中、まなざし、喋り
彼女自体が映画そのものを成り立たせるほど、日本戦前映画の象徴とすら思わせるほどの存在の香り。

彼女は光とカメラと親密な関係を結び、歴史の膨大な触知不可能…

>>続きを読む

そもそも「チャブ屋」とは。「横浜独自の売春宿」とか「あいまい宿」とか言われても。ああでも、ダンスホールとか、谷崎潤一郎「痴人の愛」とか、そこまで言われりゃ、何となく。どっちにしろ、訳ありシンママの設…

>>続きを読む
324
4.0

苦しむ者へ向けられる目線。作劇的な死は否めない。清水映画の諸要素・モチーフに溢れている。棒台詞的な朴訥とした子ども、横浜、大っぴらに言いにくいとされる仕事で子を育てるシングルマザー、その女に惹かれる…

>>続きを読む

脚本は、斎藤良輔のオリジナル。横浜の、外人相手のチャブ屋。モダンな桑野通子を子連れという設定。佐野周二ははやくざと、設定に捻りを利かせている。女たちが待遇改善を要求すると、それを拒否し、ヤクザの佐野…

>>続きを読む
2.5
春坊が男を見せたけれども....
桑野通子がただただ綺麗だった

終わり

語りのクドさ(とくに後半)が作品を損なっていると感じた。それでも映像は一貫して夢幻のような美しさ。
映像:90点〜、語り(展開):45点
桑野通子がこわいくらい綺麗で、すべてがそこを中心に廻っていた…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事