鳴り響く金属探知機をバックに現れる哀川翔のカッコ良さ、これだけで満腹。横へ横へ移動する対象物を捉え続けるカメラ、迷いながら走行する車を映す長回し、終わりの見えない遊び、などとにかく先の見えなさが強調…
>>続きを読む黒沢清の暴力演出の上手さと、虚無的な世界構築が見事に光っている。前作で警察だった哀川翔は、ヤクザの組に乗り込む。
前半はあまり起伏がなく退屈だが、菅田俊が出てからはかなり楽しい。少年時代の延長線の…
このレビューはネタバレを含みます
哀川翔を可愛がっていたヤクザの人が良い人だっただけに最後が切ない……
哀川翔を付け狙っていた若手の刑事って最後なんで河原?沼?みたいなところで倒れてたんだっけ……誰にやられたんだ……?物語を読み込む…
これもまたとんでもない大傑作!
復讐シリーズの二本目で、一作目は高橋洋、二作目は脚本も黒沢清という構成は蛇の道/蜘蛛の瞳と通じる
蜘蛛の瞳同様、今作も個人的に一作目の高橋洋脚本よりも二作目の方が…
この1年後くらいに撮られる『蛇の道』『蜘蛛の瞳』でも一作目から二作目へと続くことで物語や作品のもつ自由度が拡大されて「もはやなんでもあり」のシュールな場面も連発されるのだが、この『復讐』二部作でも同…
>>続きを読む文芸座の特集上映で鑑賞。スクリーンで見るのは20数年ぶりで、最初の方はほとんど覚えてませんでした。
静寂と暴力の緩急が思いっきり北野武を意識しまくっており、時代を感じました。監督自身による脚本はい…
前作で妻の復讐を遂げ家族写真を焼いた哀川翔。しかし復讐はまだ終わっていなかった。妻を殺したヤクザの指示系統をさらに上に辿り、死神の如く関係者を抹殺していく。金属探知機を正面突破する暗殺場面は恐らく…
>>続きを読む冒頭の覆面四人組による白い長方形BOX強奪ロングショットから素晴らしい。カメラが徐々に動いていって運転席の哀川翔越しに社長の隠れ家に乗り込んでいく男を映したショットの構図がとても美しい。菅田俊と哀川…
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