画面の端々、カットが変わる度にその匂いがするようだった
汗ばむ季節 赤い鶏頭の花 遠くで聞こえる祭囃子 燻る煙 焼けた腕と白いゆびさき、逆光の顔 落ちる林檎 音のないシーンほどうつくしい
夏って大嫌…
序盤に一座が港町に着き列を成して歩く様子を俯瞰で捉えたり、所々の照明を抑えた画面作りなどは宮川一夫らしさが見受けられる。田中春男ら一座の面々が砂浜で飛行機を見上げるショットから楽屋の京マチ子のショッ…
>>続きを読む小津の映画すごい絵と配色が綺麗だから好きなんだけど、
時代の感覚ズレてるなと毎回思う。話し合いせずに先に手がでてしまったり、相手の気持ち考えずに酷いこと言ったり(風俗?の人の外見をボロくそ言ってたシ…
小津が唯一大映で撮った作品であり、唯一のセルフリメイク。
旅芝居一座の座長がかつてもうけた息子と再会するも、親子関係を取り戻すことに苦慮する物語です。
サイレントのオリジナルでも主人公への共感できな…