あやかしの映像に目を見張るだけでなく、中国東北部に見立てた荒涼とした大地と、そこで展開される熱い物語に引き込まれる。この頃までに作られた戦争映画には、『人間の条件』でも『兵隊やくざ』でも、実際に体験…
>>続きを読む1965年 モノクロ 98分。天津で男に裏切られた春美(野川由美子)は、中国奥地で従軍慰安婦となる。副官(玉川伊佐男)のお気に入りとなるが、若い兵士 三上(川内民夫)と思いが通じる。中国軍との交戦、…
>>続きを読むあらすじに惹かれて、鑑賞。
とても好きなタイプの作品だろうなと思ったら、なんか私はそこまで好きになれなかった。
中国にいる日本兵三上と娼婦春美の話。
春美はある副官を憎く思ってるも、
拒否することは…
マジメな脚本に清順の破天荒な演出はあんまし噛み合わねぇなと思いつつ、愛の赴くがまま爆弾飛び交う戦場を駆け抜ける野川由美子の横スクロールには流石に心掴まれた。あの狂気じみた疾走、画面を震わす激情を味わ…
>>続きを読む再鑑賞
鈴木清順監督の野川由美子3部作のうちの2作目
中国北部、前線に近い山岳地にある慰安所、天津から流れてきた慰安婦の春美(野川由美子)は、日本兵の三上上等兵(川地民夫)に惹かれてゆくが、彼の上…
このレビューはネタバレを含みます
超絶情が深く、
超絶逞しい女が爆死する話。
「マリア・ブラウンの結婚」でも
超絶逞しい女が爆死していたことを
思い出した。
天津の娼館で働いていた
日本人娼婦の野川由美子が
惚れ込んだ既婚客と揉め…
鈴木清順作、かなり久しぶりに観た
元より、そのクセの強さが全肯定といかないのであるが、今作もショット、カメラワーク、メタ演出など、脱帽するとこ多数の一方、やりすぎと感じるとこもいくつか
上官が紙の…
愛した男に裏切られ、従軍慰安婦となった女性が戦場である兵士と心を通わす。
静かに狂気的な場面が続いて辛かった。
野川由美子の鬼気迫る演技には目を見張る。眼光に生命力を感じる。
最後の朝鮮人慰安…
鈴木清順監督が描いた日中戦争。反戦と位置付けているのだけれど、メロドラマ色が濃いぃです。舞台は砂漠に近い山西省。時おり砂嵐が襲う、雲崗石窟のある町。慰安婦ハルミ(野川由美子)と若い兵隊ミカミ(川地民…
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