まるでパク・チャヌク×ポール・ヴァーホーヴェンな狂騒、エグみ、泥みを感じさせる鈴木清順の怪作。
野川由美子さんが徹頭徹尾可憐で美しいのに、同時に荒々しく粗野で動き回っているという怪怪怪怪演!
あ…
コイツは弾が当たらないだろうという直進を見せるハルミが素晴らしかったです。
副官との交わりに嫉妬しない三上に業をにやした妄想のカットバックもかっ飛ばしてて美しかったです。
捕虜になってから少しだ…
花火が飛び散る戦場を駆け抜ける横移動が凄い。虚構性を隠そうともしない強烈さ。玉川伊佐男の上半身を覆う影や、仏像に祈る野川由美子にかかる光(その後のカットでは位置が変更されており、何らかの化身のよう…
>>続きを読む鈴木清順が田村泰次郎の原作を2度目の映画化。1度目は谷口千吉の「暁の脱走」。清順のインタビューによれば調布の日活スタジオの近郊にオープンセットを建てて撮影された。
清順は「高低差」だ。白日夢の場面、…
凄まじかった。90分の密度じゃないだろこれという凄み…まず、かなりダイナミックに動くカメラワークの妙。パンからトラッキング、スピンまで自家薬籠中という風に縦横無尽に動き回るが、中盤以降のエキストラが…
>>続きを読む