
 うまく言語化できないけれども、非常に良かった。
 執事がその仕事に持つ矜持や誇り、そして主人に対する敬愛を上手く、そして硬派に描き出していた。アンソニー・ホプキンスじゃなきゃ務まらなかったね、この…
執事一筋のスティーブンスは感情を表に出さない鉄血にして熱血にして冷血の仕事人間だったけど、時が経って、かつての女中頭ケントンとの再会までの道のりで出会った人々との交流の中で、スティーブンスの人間らし…
>>続きを読む1958年、イギリス。ベテラン執事のジェームズ・スティーブンスはかつて共にダーリントン卿に仕えた女中頭 ケントンから便りをもらい、会うことになる。その道中、スティーブンスは当時を回想する。
1939…
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カズオイシグロさんの作品を母から勧められて見ました。
主人公はとてもストイックな執事。使用人頭の人とぶつかりながらも、いい関係になっていくが、一線を越えることはなく。
史実も背景にあり、勉強不足…
20年以上前に一度だけ鑑賞済。
今更ながら最近原作本を初めて読み、映画の細部までは全く覚えていなかったもののアンソニーホプキンスの姿が自然に浮かぶので、最後まで本当に楽しく読み進めることが出来た。
…
このレビューはネタバレを含みます
ストイック過ぎる執事と女中の過去の恋愛の話。
アンソニー・ホプキンスの執事役が規律然として美しい。理想の使用人像のひとつ。
隠し扉が多いお屋敷やな。
豪華なお屋敷で生活する主人と使用人達の画はレ…
現代性は無いけれど、普遍性はある。記憶の定義は主体によって異なるという部分ではイシグロさんらしいテーマではある。メロドラマに寄せるのかどうかはどっちつかずなので評価は難しい。ただしアンソニー・ホプキ…
>>続きを読む抑制の効いた、格式高さ、重厚感。それは音楽や美術から、アンソニー•ホプキンス、エマ•トンプソンの表情まで。
お屋敷のトルコブルーの階段ホールや所々にある隠し扉なんか、良かったわね。
ただ、原作が…
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