子供が産まれなくなった世界。イギリスは違法移民であふれて戦闘状態。移民の少女のキーは世界で唯一妊娠している。
中盤の車のシーンや銃撃戦のシーンの長回しには息を飲む。キュアロン監督の演出が冴える。
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人類が繁殖機能を失ったディストピアで人類存亡の危機に立ち向かう。
キュアロンお得意の長回しが緊張感とともにこの世界観のリアルさを体現させるわけだが、社会的テーマと娯楽性を兼ね備えた貴重な監督だと改め…
アルフォンソ・キュアロンの監督作品には、語りとして破綻した裂け目のなかに、物語を開くようなところがあるように感じており、この『トゥモロー・ワールド』もまた、そうした破綻を濃密に感じさせる作品だった。…
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なぜか未見だったキュアロンの旧作を、
PCの画面で鑑賞。ルベツキのカメラワークが見事で、加えて音響も効いている。
女性を主軸に据えた生への渇望は、GravityやRomaにも続いてい…
設定はSFだが極めてヒューマンな作品だと思った。
主人公は至って普通の常識人(過去は活動家だったようだが)。
ここでの「子供」という存在が文字どおり神々しく何にも替えられない存在。
唯一無二の「人…